私とククリョーマはブロッゲン様の破邪の秘技の試練をクリアした。
「やったぁ!アンルシア!」
(また一緒に成長出来た!嬉しいな!)
「えぇ!グランゼドーラ城に戻りま・・・」
私はククリョーマをみると何かが見えた。
「・・・どうかしたの?アンルシア?」
「え、えぇ!な、なんでもないわ・・・」
「そう?でもなんか顔赤いけど大丈夫?」
「え・・・えーと勇者の眼で貴方を見たけど貴方って透き通った真っ白な砂浜の爽やかな透明色の海のような心してるのね・・・・」
これを言わば純粋・・・という感じがした。彼の思いは心と言葉が繋がってリンクしているような感じだった。
「え・・・・そ、そうかな?なんかそう言われるとよくわかんない・・・かな。」
「私はその・・・太陽も見かけたわ。貴方が私を守るという真っすぐな気持ち・・・」
「え・・・」
するとククリョーマは赤くなる。
「そんな所見るなんてズルいよ・・・アンルシア。」「え・・・・」
するとククリョーマは両手に私の肩を置いた。
「僕は行動で示したいんだ。だから待っててね。」
すると私の肩を離しククリョーマは自分の唇に人差し指を置いた。
「その見た僕の心は見て見ぬ振りして・・・ね?」
ククリョーマはそのまま顔を右に傾け、笑顔にした。「わ・・・わかったわ・・・」
すると私は顔を赤くする。ククリョーマの爽やかでキュートで力強い・・・炭酸のサイダーのような心がシュワシュワと弾けそうで仕方なかった。
「いこ・・・?グランゼドーラ城に!」
「え、えぇ・・・!」
私は言わなかったがククリョーマの好意も見え隠れしていた。だけどもしそんな好意を紐解く瞬間が私はタイムカプセルを埋めるかのように心の中にしまいました。
終わり