メルサンディ村の宿屋。ヒューザ、ラグアス王子、フウラ、ダストン、マイユと一緒に食卓を囲んでいた。「・・・ねぇ。ククリョーマ。」
その時、マイユが声をかけた。
「何?」
「貴方・・・恋してるでしょ?あの子に対してだけ赤くなってるし口調も貴方らしくないわよね?」
「・・・!!!ゲホッゲホッ!!」
ククリョーマは赤くなり飲んでる水が詰まった。
「あぁー・・・あの金髪の女の子か。お前、分かりやすすぎだろう・・・。ここまで惚れてるって分かるのお前だけだぜ?」
「なんなんですかぁ?あのポツコン具合は?辛すぎですよぉ!ふん!」
「ククリョーマさん、そ、その・・・ミシュアって子好きなんですよね・・・」
フウラは指をつんつんしながらも頬を赤らめていた。「え、えーとその・・・う、うん。そ、そうだけど?////」
「へぇ・・・図星ね!じゃあどういうとこに惚れたの・・・?」
「え・・・えぇ!?」
僕はなんていえばいいかわからなかった。沸騰するやかんのように熱くなり言葉がすぐなんてでなかった。するとヒューザが口を開けた。
「まぁ・・・ミシュアっていう子もラスカというガキにああいう風に接しているし、お前もそんな風に接してるから似たもの同士お似合いなんじゃねぇか?」
「そ、そう・・・かな?」
「だってよぉ。お前、捨て猫を1人で育てようとしたソーミャを第一に考えたんだろ?だから俺の「捨て猫を海に投げる」って言葉にカチンっと来て俺に対して怒ったんだろ?お前はソーミャのウェディとしてのタブーを否定しなかった・・・惹かれるぜ?そりゃあ?」
「・・・・////」
何もいえなかった。しかもヒューザがこんな言葉を出すとは微塵も思っておらずフェイント噛まされたような感覚で無言に陥った。熱さは変わらず・・・
「なんなんですか!その心!!やっぱり空気清浄機じゃないですか!ほんとムカつきますよ!元ポツコン2号!」
「確かに・・・彼、優しすぎるし芯が通ってるのよ。だからネルゲルを倒す旅で私達やアストルティアの皆を何度も救ったのよ。だからこの恋、応援する・・・いいわよね。皆!」
「はい!確かにククリョーマさんのお陰で私はメギストリスの平和を守り、王子としての責任から逃げないって決めましたから!」
「うん。私もカムシカに当たっても否定せず、苦悩をちゃんと見てくれた。風乗りになれたのはククリョーマさんのお陰だから!」
「私もアロルドや皆を助けてくれた。」
「あっしにはなーんもありませんがチリと険悪ですよぉ!ふん!」
ダストンはそっぽを向くが顔は赤くなっていた。
「ほらな・・・お前の優しさがちゃんと届いてる。だからあの女の子に惚れた。お前の目は節穴じゃねぇって思えるんだよ・・・」
「皆・・・。ありがとう・・・」
僕はニコッと笑顔をした。
「・・・その笑顔。反則ね。きっとその子もっと照れちゃうよ?」
「そ、そう?///」
「ほんと、ククリョーマさん無自覚にも程がありますよね。ズルいくらい。」
「まぁな。」
「えぇ。」
「甘い香りがぷんぷんしますよ!ふん!」
「んなことねぇよ!!///」
そう言い、和気あいあいと笑い合っていた。
「ふふっ。じゃあ改めてどんな風に惚れたの?」
「え、えーと・・・・吸い込まれそうだったんだ瞳に・・・そ、逸らしたくなりそうでしかもラスカに対してあんな風に優しく接しててドキドキ止まらなかった////」
「お前、面食いじゃねぇのにすげぇなそれ・・・」
「甘すぎる・・・」
「な、なんなんですか!それは!腐った卵でも入ってそうな言葉は!!ふん!!」
「ふふっ。尊いわね・・・///」
「もう彼、王子じゃないでしょうかもう・・・」
「ねぇねぇもっと詳しく話して・・・!」
「え、えぇ!?」
「あぁ。もっと聞きてぇな。」
「ふん!馬の耳にポンコツですよ!」
「私も聞きたい!」
「僕も!」
そう言って夜が更ける。初恋はミシュアのククリョーマ・・・その運命は如何にしてどんな風に突き進むのか・・・どうなってしまうのやら。