暇なので小説書きます。
挿絵(写真)は適当です。
危うく砂漠で遭難しかけたが、
辛くもドルワームへ辿り着いた4姉妹たち。
「砂漠では、散々な目にあったわね…」
一行の中で1番小さい少女・アビアは疲れきった顔で、そう呟いた。
「おねーちゃんが子ウサギから、こんがり焼けた子ウサギになるとこだったねー」
長身の次女・ゼノビアは、疲れた顔をしているが相変わらずお気楽そうだ。
「姉貴たち、そんな事よりさっさと宿を取ろうぜ。
オアシスの仮宿じゃ、ちゃんと熟睡出来なかったろ?」
一行の4女にして何故かリーダーのノビアが、姉たちを引っ張るようにして先導した。
上3人の姉が頼りにならないので、末の彼女がいつも旅の手配をしているのだ。
「あらノビちゃん、いつもありがとうー。
私はねー、スイートホテルに泊まりたいなー」
「ちょっとゼノ!あんたちゃんと旅の路銀の残りを考えなさい!
いくら掛かると…」
ゼノビアとアビアの、いつもの漫才だ。
やれやれ、といった感じで、ノビアは宿を探す。
「んー…中ランクと下ランクの間くらいのあの宿辺りで…」
ノビアが今日の宿を値踏みしていると、ふとした事に気付いた。
「シル姉、どこ行った…?」
「そう言えば、見ないねー」
「あの子、そう言えば街に入った時、
遺跡の博物館の案内板に目を光らせてたわね…」
アビアは嫌な予感がした。
あの妹は、興味のある事が目に入ると、他の事は全く見えなくなるのだ。
改めて街の案内板を見てみると、街の外れに
古代文明の遺跡の博物館があるらしい。
「しゃーねーな、シル姉1人だと何するか分かんねーから、
首根っこ捕まえてくるか…」
「あたしはスイートホテルで待ってるよー」
「あんたも来なさいゼノ!」
こうして、3人は街外れの博物館へと向かった。
「…こちらの遺跡は、古代ドルワーム王国時代の
中流階級の住居跡と言われていて…」
学芸員の説明に、爛々と目を輝かせる少女がいた。
「おーいシル姉ー、居るかー?」
「シルビアー、油売ってないでいくわよー?」
「学芸員のホイミスライムさん、説明上手だねー」
ゼノビアだけは、どこかのほほんとした空気だ。
「あ、アビ姉さん、ゼノ姉さん、ノビア、来てたのね。
こっちのドルミンさんから、色々教わってたのよ」
そう、シルビアから紹介されたのは、この博物館の学芸員のホイミスライムらしい。
「やあ、お連れの方ですか。
いやー、こちらのお嬢さん、とても考古学に興味がおありのようで、
私も解説のしがいがありますよ」
温厚そうなホイミスライムが、話しかけてきた。
もののついでで、4人で博物館を少し見て回った。
この地にかつて存在した街や、未知のダンジョンなどの遺跡や生活用品、
未知の道具などを展示してあった。
シルビアは興味津々な目で見てるが、
他の3人はそこまで考古学に興味があるわけでは無い。
「もういいか?シル姉、そろそろ行こうぜ」
「スイートルーム♪バイキング♪温泉♪」
「ゼノ!そんなお金無いわよ!
ほら、そんな愛おしそうな目で周りを見てないで、
いくわよシルビア」
まだまだ未練たっぷりなシルビアを引き摺るようにして、
3人と1人は博物館を
カチッ
「え…何…?」
4人の足元が突如開き、虚空に落とされる。
ヒューーー……
長いような、一瞬のような、虚空を落ちる時間であった。
ドォォォン!!
「……っっってぇぇぇ…お…落とし穴…?
姉貴たち…大丈夫かー…?」
「ふふん、このゼノちゃんが咄嗟に「ホップストリーム」を使ったから、衝撃は少し吸収されたかな?あいたたた…」
「…ゼノ、ありがとう…貴方が機転を効かせてなかったら、みんなペチャンコね…」
「…ここは…どこ?ダンジョン…?
さっきの博物館と、雰囲気が全然違う…」
4人がどことも知れない所に落とされた後、
周りを改めて確認しようとした。
その時…
突如、不気味な声が、辺りに響いた。
『『モンスターハウスだ!!』』
_____4姉妹は今日も征く_____
第2話 完
※書き溜めは無いので、次回の更新日は未定です。