「きえええええええええええええええ」
『よう、奇声』
「三連休きたあああああああ」
金曜お疲れサマモードの私に襲い掛かってくる人魚族の脅威がそこにあった。
言うまでもなくイオナさんだ。
どうやら以前の日誌で
「奇声をあげて語りかけることで女子力の向上が見込める」
だったかなんだったかのジョークを出していたような記憶があるが、アレの影響だろうか。
いや、よしんば女子力があがるとしてもそれ自然界向けの女子力だから。人間向けじゃねーから。
とにかくちょっと鎮魂の儀を設けるべきだと素早く判断した私は、
災厄行きの話をしていたネビュラスさん(つよぼす露骨にいきたそうにしていた)をお誘いし、
つよぼす討伐ツアーを計画することにした。
そしたらなんかイオナさんが
「そういうことだったら一人アテがある」
と言うもので、私は仕方なくハ
期待して待つことにした。した。
しばらくするとイケメン(イオナさん推し)のしばしばさんがやってきた。
イケメンである。
一応私の乏しい表現力によって文中でアピールしてやった。
貧相なボキャブラリーであることは気にしてはならない。
で、久しぶりで進行をいまいち忘れていた私は「先に」ダイスを振った。
オーレンか。
結構苦戦しそうだなー。
「で、このパーティのままで行くんだよね?」
『あー…そういえば職業決めるの忘れてたな。
今回は先にやったし変更ありでー。』
「えー、ルール違反だって、それ」
仕方ねえな…じゃあそのま
しばしばさん:レンジャー
ネビュラスさん:スーパースター
イオナさん:魔法使い
私:エターナル僧侶
…おい、仕方ねえとかそれ以前に、
なんだこの「適当に集まってみた感」の構成。
『こ、これでオーレン挑むのか?マジで?』
「ルールだし」
『…ネタにしろってか』
正直適当すぎだと思うんだが…。
こんな構成やったことないぞ私。
あ、いやいやいや、いかんいかん。職業差別になるじゃないか。
勝てるかもしれ…ない?構成に対していつまでもだらだら言うよりは
どーやって戦うかを話すべきだろう。
とりあえずアレか。
火力はそこのういっち☆を頼る(意訳:お前は大人しく火の玉出してろ爆裂すんな)として、
しばしばさんには攻撃と蘇生回復サポートをしてもらうことになるだろう。
ネビュラスさんはラリホーマがあるのでギルギッシュにあてるのがいいな。
…あら、意外となんとかなるんじゃね?回復3人出来るし。
簡単な打ち合わせの後、オーレンに挑むことに。
しばしばさんは作戦について「自分がブーメラン使い」であることに嘆いていたが。
あー…範囲攻撃な。
はなれてあんぜんなところでつかってね!!!
『ところで、この戦闘後に続く文章は
「案の定、我々は負けてしまった」
でいいか?』
「意外にも負けてしまった、でしょ」
イオナさん勝つ気まんまんでした。
戦闘開始。
とりあえず私は後ろにすっこんで天使。
ラリホーマがギルギッシュに効き、若干戦闘展開が楽に。
しかし横合いからマホカンタが来る。
そういや幽霊さんいたな。
そして案の定反射で焼き魚が出来上がった。
「不慮の事故です」
うるさい。だまって火の玉はいてろちくしょうヽ(`Д´)ノ
とりあえず私はいつも通り蘇生にかけまわっていた。
しかし、反射がたまにあれど、
回復サポートの二人がかなりいい動きをしてくれるため、ほぼ回復に不足がない。
死者蘇生も2人いることでかなり安定するし、
ラリホーマが効いてる間は割と余裕もできていた。
『お…おい、これ、勝っちまうんじゃないのか…』
「真剣ですから」
『全くこんなふざけたパーティでy』
っておい。
何杖捨ててんだこの魔女。
いや、マホカンタがあるのはわかるよ。
わかるよ!
「うっわー、ダメージぜんぜんはいんないー」
『はいんない、じゃねえよ!!!ヽ(`Д´)ノ』
隙をみせたらすぐこれである。
なんか炎の爆裂魔みたいなこといってるし。
いや、あんたの爆裂物理だから。魔法拳とかないから。
『あーほら、マホカンタとけたからとっとと覚醒しろよ』
残念そうに従う魔女。
その後速やかに骨が砕け散った。
はー…これで勝てるなー…。
っておいなんでネビュラスさんまで爆裂してるんですかァァァ!!!
なんか意気投合してるし二人!!!
こいつら勝てるとわかった途端にこれかよ…。
裏でしばしばさんが地道に回復とかバーニングバードしていた。マジイケメンである。
「あの幽霊女なぐりたいなー」
『いやとりあえず先にあんた殴りたいんだが』
もうこんな調子でグダグダと…撃破タイムは19分。
なんだ災厄戦かこれ。
災厄は身内にいたのか。
次はもっとまともな戦いをしたいと思った。
続く。