不安だ。
ガイアリベンジだってのにどうしてこうも先行きが不安なのか。
ネビュラスさんのフレのひないちご~さん(魔)もどうも自信なさげなようだ。
もっとも私が懸念している内容とは違うのだろうが…。
「大丈夫、絶対負けないから」
そんな彼女をイオナさんが励ましている。
ああ、そういえば彼女はガイア経験者だったな。
そうやってさりげなく不安を取り去ろうとするあたり、
なんというか気遣いが出来るとこもあるんだよな。
ちょっと微笑ましい光景を眺めながら私は思った。
いや不安の元凶あんただからな。
と。
さて、迷宮への突入準備が整った。
じゃ、行くとしようk
「ぐへへへへ…」
…なんか2名ほどから外見に見合わぬ言動があったような気がしたが
みなかったことにした。
ほんっとこいつら大丈夫なんだろうな…。
気を取り直してガイアコインを投入。
最奥に強烈な威圧感を持つ奴が出現する。
さて、今回はパラを利用した戦術が使える。
アイツのもっとも厄介な所ははげしいおたけびだろう。
強制転倒の上、範囲もかなり広い。
前回は乱戦になってアイツを固定出来ず、
好き勝手に動かれたためパーティがバラバラ。
布陣もままならずそのままおたけび連打で壊滅状態に追い込まれてしまった。
だが今回は壁が使える。前回よりはまともな勝負になるはずだ。
近づかなきゃ、近づかせなきゃ、回復をいきわたらせる自信はある…と、思う。
「僧正回復メインで。こっちは補助するから。」
イオナさんから要請が入る。
もとよりそのつもりだが…補助って、防御補助だよな?
決して攻撃補助じゃあねーよな?
信じてるぞ、皆。
戦闘開始。
私は祈りから、イオナさんは天使から行動開始。
燃え盛る火炎が来るが、被害はネビュラスさん一人にとどまる。
私は暫く回復に専念。
イオナさんは前に出てネビュラスさんと壁になっていた。
この構成じゃそれも正解の内か…。
魔法使いながら壁も出来るだろうしな。
私がもたせてる間にヘナトス、スクルト、フバーハが整う。
隙をついてこちらも天使を使い、準備が整った。
なんだ、意外とまともじゃねーか…。
さて、ここからこの状態を維j
シャリシャリシャリシャリ…
あ?
「やっばー、ぜんぜんダメージはいんないわー」
ち ょ っ と ま て や コルァァァァァァァ!!!!ヽ(`Д´)ノ
なに氷結乱撃してんだこの海女!!!
予想どーりか!!!
えー予想通りですよ!!!
コイツ前に布陣したのやっぱこの為だったよ!!!
いやお前そんでもさすがにガイアは真面目にやるって私が信じてやったのに
だまされた わたし バーカ バーカ バーカ !!!
ぬおおおおおお!!!!
ぐへへへへだまされる奴が悪いんだよォ!!!
ひゃっはー!!!Ψ(`∇´)Ψ
はぁ…
いや、落ち着け。
たかが一回行動無駄にしたぐらいでナンだ。
回復二枚は伊達じゃねーんだよ。
壁になってる間は若干空きもあるだろうしな。
あくまでサブ回復ってことでここは自由にさせとくのもだな
シャリシャリシャリシャリ…
シャリシャリシャリシャリ…
…
あ。
スクルト切れそう。
しかも死にやがった。
いわんこっちゃ無い。
はー…。
復活にあわせてベホマラー。
ついで祈りを補充して、だ。
さて。
落ち着け、わたし。
『殴んのは諦めてんだが、
ちょっとスクルトとフバーハかけてからにしてくれませんかねぇ…?
いい加減、ハゲんぞ?(#^ω^)ピキピキ』
スクルトが入り始めた。
「あ、素直に言うこと聞いたw」
ネビュラスさんいらんこといわんでよろし。
流石にちょっと効いたらしい。
その後は普通に押さえ込むことに成功した。
やりゃー出来るじゃねーか、やりゃー。
「殴ってやった!」
勝利後の海女の言葉である。
…やっぱ殴ったのか。
最後のほー必死でみてなかったんだけど。
ネビュラスさんも殴ってたのだろうか。
…もういいか、勝ったし。はあ。
いやもうさ、最後がドンペリとか別にどうでもよくね?
さーて飯だめs
「ちょっと待って貰っていいです?もっかい行きましょう」
飯に行く私を止めようとするネビュラスさん。
あ?もう今私胃に優しいものでもさっさと食べたいんだが…。
なんか準備をしてるらしい。
「あ、私悪霊あるんですけど…」
おいおいおいおいなんかひないちごさんが
また物騒なこと言い出してるんですけど
あいやちょっとまてこの展開は
「じゃ、行こう!」
やーーーーっぱ言い出したこーいーつーらーーー!!!!
わーたーしーのーめーしィィィィィ!!!ヽ(`Д´)ノ
続く。