シーンの冒険日誌

こんばんは、２０時のアストルティアニュースです。

先日、カプサイ神によって侵略の危機にあったスウィーツランドですが、
この度冒険者達の手により奪還されました。

しかしながら、冒険者がカプサイ神を倒すと彼はすぐさま消滅してしまい、
結局の所その目的は不明のままとされていました。

ですが我々が取材を続けていたところ、
カプサイ神がどこからともなく現れ、我々の取材に応じて頂けましたので、
本番組にてその一部始終を公開致します。


『生きていらっしゃったんですね、カプサイ神』
「様を付けろ無礼な」
『申し訳ございません、カプサイ神様。』

「うむ。この…なんだ、番組とやらは世界に向けて発信されとるのだな？」
『そこは筆者のいいね数に大きく依存しますので、
　多分世界どころかご近所ぐらいにしか飛んでいないかと』
「なんだその筆者だのいいねだのというのは。
　よくわからんがともかく冒険者の連中に訴えたい事があるのだ。」
『はい、なんでしょう』
「貴様らはフヌケなのか？」

『…は？』
「は、ではない。このスウィーツランドを侵略して、
　冒険者どもを待ち構えてみれば、なんだこのフヌケた有様は。
　どいつもこいつもあの露出狂をスウィーツまみれにして
　満足させて去っていくだけではないか。
　奪還はどーした、奪還は。」
『奪還はされたじゃないですか。（人によってはだけど…）
　現にあなたは撃破されたわけですし。』
「だって我リプレイで生きてるし。めっちゃ生きてるし。
　キャンペーン期間中ならイベント映像で何度でも蘇ると思うぞ。我。」
『なんですかそのメタな発言は。
　大体生きてるってリプレイ終わっても再挑戦できないじゃないですか。
　死んでるんじゃないんですか、それ。』

「メタとか我がここに居る時点で今更だろう。
　まったく、どいつもこいつも福引券目当てに来おってからに！
　ピリ辛風味な戦闘が毎日楽しめると思って侵略してみたら、
　一回だけではないか！出てくんなとか言われたし！
　しかもなんだ、戦闘後の連中の捨て台詞は？
　「はっぱかよｗ」だと！？
　あの露出狂が渡したものだろうが！」
『はあ…あの、報酬が世界樹の葉だということでしょうか。』
「そうだ、今時葉っぱて貴様…緑アフロでも喜ばんぞ。」

『あって困らないしいいじゃないですか。』
「そうは言うがな。かたや甘党のアイツは操られた振りして
　福引券ばらまきーのスウィーツ食いまくりーので両者大満足。
　かたや辛党の我は葉っぱのみ台詞なしイベントで以降友情出演、だぞ。
　なんだこの格差は。
　おまけに各所で後半がっかりだ、とか言われる始末。
　何？満を持して現れた我、実は乗せられてたの？」
『アレ操られた振りなんですか』
「事実操られてるがわざと喰らったというのが正しいのではないか。
　どうみたってリプレイでスウィーツ食いまくりではないか。
　明らかにおかしいだろう。」
『はあ…自分でやっといてそこまで言いますか。
　大体誰に乗せられたんですか』
「運営、とか名乗ってたぞ。なんか戦いたいなら侵略しろって」
『あなためっちゃ乗せられてますよそれ』

「むぅ…大体だな！我が辛党を名乗ってなにが悪い！」
『あー…辛党って本来甘いものよりも酒好きな人って意味でしたっけ。』
「貴様このアストルティアで日本語が話されてるとでも思っておるのか？」
『別にそんなこと思ってませんけど。翻訳されてるんじゃないんですか。』
「対応する単語がなかったから、
　辛そうにみえるってんでそう翻訳されただけなんだよ！
　わかりやすいだろうが！
　それをなんだこまかくネチネチネチネチと…我が生きててそんな悪いか！」
『別にそこまであなたを責めては居ないと思うんですが…。
　つっこみぐらい受け流せばいいじゃないですか。イベントなんですし。』
「我が受け流せる風体に見えるか」
『あ、ごめんなさい無理です』
「我が言っててなんだがもうちょっとオブラートに包めんのかね」


『すみません、そろそろ２０００字近いんでこの辺に』
「え？いやまだ我はまだ言いたい事があるんだが」
『ありがとうございましたー』
「え、ちょ」


？？？はフリーズクランチ×１０を投げつけた！！！
カプサイ神に１７００のダメージ！
カプサイ神は消滅した…。


２０時のアストルティアニュースでした。