【ケース1:合成屋リーネ】
「でっきた~♪ うまいこといったよ!
君がこいつを気に入ってくれるといいな!」
『…なにを、言っている貴様。』
「え?どしたの?」
『私は守備力+1を消すように依頼したな?』
「だから、守備力をいわれた通り消したよ?」
『では何故次の合成依頼で守備力+1を付与した?』
「依頼の通りちゃんと《合成》を《成功》させたじゃない」
『こんなものは失敗だッ!何故同じ効果を付けたッ!』
「わからないな〜。何でって、消せって言われたから消して、
合成しろって言われたから合成したんだよ?
私たちは言われたことしかやらないよ〜。」
『マニュアル通りにやってますを言えば通じるのがゲームのNPCという
白々しい対応はよせ!明らかに怠慢だろうがッ!』
「では成功とはなんだ?」
『なに…?』
「成功とはなんだと言っている」
『アクセサリの長所を伸ばすことだ。
おしゃれさや守備力+1など役にも立たんだろう。』
「なるほど、おめでたい奴だ」
『その言葉そのまま返すぞ』
「馬鹿なことを言う。他世界での合成に成功とは、
すなわち効果が付与されただけのアイテムが残る事を言うのだ。
失敗とはロストが当たり前なんだよ。
私がいなければ貴様らのダブつかせてるアクセサリなどガラクタ同然だ。
それを再利用させてやっているというのに、全く馬鹿な訴えをするものだ。
貴様らのランプやツボの技術では、私の合成技術の足元にも及ばないというのにな。」
『貴様!言わせておけば!』
「悔しければコロシアムに来るんだな!
貴様らから得た金をばらまいてやろうではないか!
貴様らが支払った対価の重さを思い知るがいい!」
【ケース2:ビョルンの福引】
「おめでとうございます!9等の福引補助券が当たりました!」
『何が…何がおめでたいものか!』
「当ぁたるなどと思っていた貴ィ様ァの頭がだァ」
『なん…だと…』
「8等も同じだァ。
毎度毎度白玉が揺れてェ、青で止まりガァッカリするさまをみるたび、
親指立ててポォーウズを決めてやりたくなるなァ…。
ゴルストやメタスラコインがでーてー、
チィンケな夢に胸をふーくらませてる様など、もーうたーまーらーんー!
ボスコイン等を出して敗北したり聖水をつかまされる姿を想像するだけでェ、
気分はスウゥゥパァァーハイテンションだァ!!
どぅはははははは!!!」
『という話を捏造してコロシアム熱を高めるのはどうか』
「「却下。」」