『フルーツサンドというと…ホイップクリームが入ってる奴か?』
「当然でしょ!」
イズコロさんから依頼された旧災厄討伐当日。
ログインするとすぐ爆裂教教祖に話しかけられた。
どうもフレの足跡掲示板を(パン祭りをして)荒らしていた最中に、
私が横槍を入れたのが良くなかったらしい。
そんなにクリームパンを避けて話をしたのが気に入らなかったのか。
別にクリームパンを否定したわけではなかったのだが、
私はシュークリームを食べたかっただけなのだ。
それにパンといえばコーンフレークをつかったカレーパンは外せないし、
ビーフシチューにパンを漬けるのが如何にはしたなかろうと、
私の中では大正義である。
だから私は信念に従って行動しただけなのだ。
そうしたらフルーツサンドなんぞを持ち上げてくる始末だ。
そして始まるフルーツサンド談義。
やっぱ紅茶が合うんじゃね?
って、災厄前に何やってんだ私。
『そろそろ災厄なんで行ってくる』
「いってらっしゃい。気をつけてねー。」
『今日は旧だしなんとかなるだろ』
「油断すると死んじゃうよ?」
油断か。
そういえば旧災厄が出たのは7,8月頃だったか?
あの頃は相当苦戦をしたものだったが、今となっては練習試合相手だ。
アレを倒せなきゃ話にならない。
『わかってる。気をつけてくよ』
「ところで…爆裂で倒してもいいよね?」
油断してるのはあんただ、あんた。
油断したいのか、させたいのか、そのどちらかなのかはわからないが。
『…時間切れになるだろ』
「冷静なのねー、つまんない」
ほっとけ。
僧侶やってると職業病みたいなもんだ。
やりたくないことはパッと悪いイメージで出てきちまうもんなんだよ。
…アタマ固いっていわれそうだけどな。
イズコロさんに話しかけてルームに誘われる。
既にメンバーは揃っていた。
大体はじめてのメンツのようだ。
『ちょ、ちょっと、もう全員揃ってるし!
これじゃ私が遅刻したみたいじゃない!!』
実際遅刻気味であった。ログイン時間もギリギリである。
のんびり風呂になんぞ入ったあとにぺちゃくちゃ喋ってたのがいけない。
私はとりあえずいつも通り適当なジョークで場を冷やすことにした。
適当に冷え切った後に、災厄に突入することになる。
さて、いつも通り移動ルート決めと行こうか。
『でー…箸を持つ方とお茶碗持つ方どちらd』
「右で」
…先を越された(´・ω・`)
前口上長いのは仕方ないじゃない!!ヽ(`Д´)ノ
『右で了解した。ただし右ルートはゲロを吐く奴が多くコートが汚れるので苦手です。』
負け惜しみを言っておくことにした。
メンツに若干引かれたような気がする。
だが負け惜しみは大事なのだ。
小物には捨て台詞が基本である。
※ちなみに左でもゲロられます。
いつもの通りジャミラスが出る階層にて。
『突然ですが本日のジャミラス占いです!
ジャミラスが出た方が本日のざm』
…こっちにジャミラスが出た。
ざまあって言おうとしたらこっちだった。
私ざまあ。超ざまあ。
いつも通りの展開だ。
問題ない。
どっちに転んでも私においしいのだ。
くやしくなんか、ないんだからね。
そんなこんなで若干引かれ気味の状況でダンジョンを進んでいく。
旧災厄までなんてあっという間だ。
さて、災厄までついたはいいが…。
パラは一人。
パラの人がストレスでハゲませんように。
…私がストレスでハゲそうになった。
なんというごり押し。
キャンセルだとか魔触回避とか、そんなレベルじゃねえ。
武2魔1による火力ごり押しである。
魔触喰らっても僧侶の必殺で即復帰。
ベホマラーぶっ放し回復即復活。
そういやメダル周回してる連中がだいたいこんな感じなような。
そんなわけで9分弱でカタがついた。
…爆裂さん呼んでも良かったかもな。
正直な感想はそれだった。
とはいえ次は真災厄か。
さてさて、どうなることか…。