話もそこそこにカードを使ってバズズ戦に突入する。
『最初だけ天使するので補助頼む』
「当然!まっかせて!」
普通僧侶2なら天使は後回しでもいいだろう。
が…多分僧侶の頭数は実質1と思った方がいい。
この戦いは「そういう」類のものだ。
大丈夫、分かってる。
分かってたはずだった。
戦闘開始。
私は天使。
しーなさんとネビュラスさんは攻撃。
【多少】の僧侶が補助をかけていた。
『よし、問題ないぞ』
立ち上がりを終えた私が声を掛ける。
彼女はさっさと武器を捨てて前に出て行きやがった。
何故か「盾」すら持っていない。
ああ…別にそんぐらいいいよ、もう。
あー、やーっぱ爆裂始めたよ。
すげぇ勢いで爆裂してるよ。
前衛3か…。
ま、回復持たせればいいだけだよな。
…
お、石投げはじめたな。
儀式みたいなもんだろ。
そのうちやめ…。
…
え?
いやあんたら何発撃ってんの?
え?2,3発ぐらい撃って終わるんじゃないの?
二人合計で。
…いや…ちょ…
おい、あんまし前に出まくってるとブレスがだな…
案の定かがやくいきが全員にいきわたる。
クッソやべえ状況になってまいりました。
あーはいはいはいはいベホマララララララー。
い…いかんMPが無くなってきた。
せ、聖水を…!
ってそんなことやってたらなんか死人ではじめてるし!!
くっそ…ザオラルを…!
ってかなんでイオナさん天使使ってねーの!!
「後は任せた」
おいサブ僧侶おおおおおおおおおおおおお!ヽ(`Д´)ノ
ちょ、ちょっと手が足りん…イオナさん、ザオラルをお願いできないk
なんで爆裂してんのおおおおおおおお!!!
あ…あかん…よくみたらこの状況でもネビュラスさん石なげとる…。
ダメージ通ってるのしーなさんだけじゃねーか…。
いやてめえら石のダメージ競ってんじゃあ、ねーよ!!!
ぬおおおおおおおお!!!
ふっざけんなあああああ!!!!
こんなところで死んでたまるかーーーーーーー!!!!!!!!
クリアタイムは…たしか10分ぐらいだったか?
忘れた…なんか凄い時間掛かった気がする…。
あ…今頃腹痛くなってきた…。
で。ソサリ出たわけだが…。
「良かったね僧正。私たちのお陰だね!」
『いやお前らどの口でそんなこと言ってるわけ…』
「だって、結果的に出たじゃん」
…そうだな。結果的には出たな。
いや、しかしこんないらん苦労をしなくても普通に出たんじゃないのか?
いやいやしかし最近の苦戦っぷりとかを考えると出るから彼女らはそうしたのか?
いやいやいやそんな理屈が通るはずがない。
システムによって確率は管理されているはずだ。
そんな器用なシステムなはずが…。
『だからって石投げすぎだろ…何回投げた?』
「えーと、15回位、いや、10回。」
おい、下方修正するな。
「こっちも10回ぐらいかなー!68出たよ!」
『石つぶてでそのダメージって、まさか。』
「テンションブーストつかっちゃった」
(゜Д゜)
『そうまでして石投げる必要があったのか?』
「だって、そうしなかったら出なかったかもよ?」
…
「そうしなかったら」か。
可能性が完全に【無い】ことを証明するのは【有る】ことを証明するより難しい。
私のようなふざけたネタ体質にとっては、むしろこの行動こそが出た証になりえてしまう。
今の私に【無い】ことを証明する術がない…。
なんということだ…。
って、こんな戦い認められるかちっくしょおおおおおおおおおおお!ヽ(`Д´)ノ
なんかどっと疲れた(´・ω・`)
完
【あとがき】
一応最初と最後あたりは武器もって戦ってたはずだよ!
あとしーなさんの武器は扇(・ω・)