シーンの冒険日誌

【注意事項】
本記事はスキル上限解放１３０スキルについて適当にでっちあげたものです。
間違っても本気にしませんよう、よろしくお願いいたします。
また、特定の職業や人物、武器をディスってるメーンでもございませんので、
あわせてご了承下さい。


こんばんは、１０時のアストルティアニュースです。

つい先日、スキル上限解放が始まり冒険者業界を賑わせていますが、
この最中、「おたから」スキルを１３０にすると実際死んでしまうという
デマを流していた男が逮捕されました。

逮捕されたのは住所不定、無所属、自称あそびにんの
「ドランゴ引換券（※）」容疑者（８０）で、
調べに対し引換券容疑者は

「おたからスキル１００でしんだふりを習得出来ていたのは
　強欲が身を滅ぼすということをスキルを通じて我々に警告していたのだ。
　故に限界…１００を超えておたからを得ようとする者どもは、死んで当然である。
　それを理解しない一部の開発者どもが、
　その意味を取り違えて別のスキルを実装してしまった。
　故に我々は強欲なる者どもを断罪するために立ち上がったのだ。」

等と供述しているとのことです。
（※諸事情より、実名は伏せさせていただきます）


なにいってんだこいつ。


なお、このデマが流れた後、本当のスキルの効果が明かされましたが、
この効果が「ふくびきのおどる宝石再抽選の確率２０％アップ」
というものであったため、

「結局おたからに１３０を振らざるを得ない」
「振らなかったものと比較すると不公平なのではないか」
「ビョルンの頭ガタガタ振りたい」
「カジノで全部スッた。パンの耳うめえ。マジうめえ。」

と、概ね不評のようです。


さて、続いてもスキルの話題です。
これまで判明していなかった「しんこう心」の１３０スキルについてですが、
我々の取材班がこれを習得したという僧侶との接触に成功しました。

中継が繋がっていますので、呼んでみましょう。
僧正さ～ん？

『はい』

とうとう１３０スキルを習得したとのことですが、間違いございませんでしょうか。

『はい、習得致しました』

では早速ですが、その効果についてご教授願います。

『効果はありません』

…えっ。
あの、習得されたのですよね？

『はい』

では効果は…

『そんなものはありません』

で、では習得する意味は…

『真の信仰は見返りを求めないものです』

え…いや…あの…
も、もしかしてしんこう心スキルが概ね強いことから、
今回はバランスに配慮して見送りをしたのでしょうか？

『確かに世界の調和に信仰は欠かせません。
　ですが、見送りではありません。
　これは純粋な神への信仰なのです。
　神に持てる技量の全てをささげるのです。
　技量を捧げればきっとその心は神へと届くでしょう』

…何か特別な称号が手に入るとか、なのでしょうか。

『あなたは地位や名誉を得るために信仰をするのですか。
　なんと強欲な。
　それではあなたは救われません。』

そ…そうですか。
貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。

『あなたに神のご加護があらんことを』


…えー…
どうやら、僧正は禁止プレイのやりすぎで
考えることも禁止してしまったようです。
１３０スキルを習得したというのは悟りか妄想かなにかで、
実際には習得していないのではないかと思われます。
今後の続報をお待ち下さい。


『信仰さえあれば今でも１３０スキルは発動可能ですよ…』