操作ミスの理由に「手が滑った」というものがある。
本当だろうか?
お前のコントローラはそんなにツルッツルなのかと。
もしくはお前の手は常時汗かなんかでヌルヌルなのかと。
しかも戦闘前だというのに。
それはなんというか…表現を控えたくなるような感想になってしまう。
なんとなく手が滑ったと言いたくはなったのだが、
そうではない、違うんだ。
では何か他に適当な理由があるのか。
菓子だ。菓子の話題を出したのが悪い。
もともとはパンの話題だったが、菓子となれば話は別だ。
デザートは別腹って言うだろう。
だから思考と操作が別々なのだ。
思考と操作が切り離されたのだ。
これだ。
『スイーツの事考えてたら操作ミスっちゃった。てへ☆』
うわ、殴り倒したい。
ちょっとこれも言いづらい。
『すまない、ちょっと別のことに気をとられてて…』
信じるだろうか?
「本当はナメプしたかったんだ…」
「やっぱりどえむだったんですね」
「www」
うわ、信じてねえ。終わった。
常日頃、このような苦難に見舞われる状況はあったが
す べ て 周りの空気とか、場の流れとか、そんなのが原因だった。
決して私が原因ではない。
しかし今回ばかりは違う。完全に私の操作ミス。
そしてその理由を述べるのは難しく、信じても貰えない。
なんてこった。マイガー。
嘘…人望無さすぎだ私。
なっちまったもんは仕方ない。
やれるだけやっちゃおうじゃないか。
事前に分析してみようか。
まずバトは紙装甲だ。爪の一撃であっさり落ちるだろう。多分蘇生しまくりだ。
スパの能力が発揮できるかは未知数だ、そも火力としては期待できないだろう。
賢者は洗礼があるし、サブアタッカーとしては使えるだろう。これはまあいい。
あとは私だが…回復しかできん。いつものことだ。
で、攻撃出来るチャンスは作れるのか?
押しながら逃げで生き延びさせるしかない、ってところか。
やる前からすげえ悪い材料が多いような気がするんだが…。
ガイア戦に続く。