戦闘開始。
まずは祈りっと。
その間にネビュラスさん轟沈。
まあ予想通りだな…バトマスだし。
しっかり爪も強化されてやがる。
はいはいざおらるざおらるですよー。
こりゃ近づいたらアウトだな。しっかり壁をしてもらう事にしよう。
常人一人分のつっかえがあれば問題ないしな。
というわけですぐさま後ろに下がる。
この様子だと私も一撃死だな。
天使を使うのはいつがいいだろうか。
バトがやられる展開も割と多くなるだろう。
スパのほうはボディーガードがあり耐えてくれるから、そこが隙になるか。
…お、竜眼か。
はいはい、洗礼お願いね。
ダメージ完全ガード?両方ってまたいやらしいなおい。
「駄目、洗礼効かない!」
は?
パラディンガードすらぶっ飛ばす洗礼だぞ!?
潰しにきやがったか…。
ってこたキャンセルも効かないってことだし、GFも勿論効かないよな。
コイツに関しては時間切れ待つしかないか。
賢者がいないガイアだと思えばなんとでもなるだろ。
いや、いるんだけどさ…。
おたけびは…ダメージが増えているが全滅するほどじゃないな。
「ショック効果プラスされてる」
ヒドラ並になったってことか。
時間取られるのは痛いな。
絶対喰らわないようにしないと。
もえさかる火炎が気になるな。
まさかとは思うがベリアル強のデスファイア級なんじゃあ…。
あれ?そうでもない?
全属性耐性低下だと?
バラモスのと同じだとしたらダメージ2倍!?
やべ、次弾フバーハでも防げないかも。
しかもなかなか切れない。
フォースブレイクとは違うってことか。
いろいろ考えてきやがるな…。
大体情報は出揃ったか。厄介な行動が増えたな。
後は戦いながら対策を考えていくとしよう。
こうやって少しずつ相手の戦力を把握して考えながら戦うってのは、
初じゃないと出来ないんだよな。
多分これをする人口ってのは少ないほうなんだろうが、
私はこの作業、結構楽しいと思ってる。
未知の敵と戦うってのが、なんか戦闘してる感じが強くしてね…。
やばいな、戦闘民族達に毒されてるよこれ。
さて、どうするか。
絶対に接近はさせちゃ駄目ってことは確かだ。
重さで勝負は出来ないから、味方の動きに合わせて少しずつ下がって戦う。
魔方陣好きには申し訳ないが…。
壁を抜けられるわけには行かないから蘇生は最優先。
出来れば賢者も攻撃に専念してほしいってのもある。
バトマスの無双のダメージを見る限り、ガイアは守備自体がかなり強い。
魔法を叩き込むのが手っ取り早いだろう。
この世界の戦闘は耐えてちゃ勝てない。それもいつも通りだ。
耐えるのはこっちの仕事だしな。
どえむっていみじゃないぞ。
表示がオレンジに変わる。ようやく中盤を過ぎたあたりか。
流石のメンバーだ。
うまく壁の切り替えで逃げ道を作ってくれてる。
しかし接近はいいとして火炎が怖いな。
前衛は喰らいやすいし、二撃目が即死確定ってのがな…。
せめてこちらは巻き込まれないようにするしかないか。
どのみち前衛は消耗が激しいからな。
そこは気にしすぎても仕方ない。
バトマスと賢者でそれぞれ少しずつだがダメージも蓄積していっている。
意外だったのはスパスタの運用だ。
実は(確率は低いようだが)幻惑が効くので爪を回避しやすくなるし、
ボディーガードのおかげで爪即死を回避できる。
サブ前衛の組み合わせとしては悪くなかった。
体力表示赤になってからも安定感は変わらず。
火炎やおたけびで足を止められることはあったが、
さして崩れる場面もない。
もちろんホーリーライトはぶち込んでやった。
結果としては勝利。
序盤で情報を出し切ったおかげで
中盤以降は安定してガイアと戦うことが出来た。
しかも竜玉つきで。
『勝てたな…こんな構成だったのに』
「言いたいことはいくつかあるが結論としてはだ」
『うん』
「ナメプ万歳ってことだ」
『前情報もなしにナメプなど、ルールに反する(キリッ』
…あの言葉はなんだったのか。
悪霊戦に続く。