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聖者

シーン

[シーン]

キャラID
: YX176-339
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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シーンの冒険日誌

2014-10-20 22:01:20.0 2014-10-20 22:19:54.0テーマ:モンスター・ボス討伐

逆襲、三悪魔(1)

週末。
どうにかやることやって、ようやく休みか…などと考えていた時、
足跡にこんな書き込みがあった。


「ハゲ」
「土曜拉致る」


なんだこの物騒な文章は。
大体ハゲってなんだよハゲって。
ハゲてねーっつってんだろうが。


勿論このハゲは物理的な物ではない。
だからハゲてねーっつってんだろうが。


これはストレスのたまりやすい職業で苦戦を強いられて
精神的疲労により毛根によろしくないダメージを残し、
抜け毛が酷くなり、いずれはハゲになるであろう…と言う意味だ。


「僧侶にハゲない人なんていない」


なんて名言が私の心の奥底でひそかにブームになるぐらいだ。
だからやっぱハゲなんじゃねーかとか考えてんじゃあねーぞコラ。
これは、シンパシーってやつなんだよ。


勿論、こういう風に否定をしまくるということは
ムキになると余計ちょっかいを出してくるクラスのいじめっ子のような、
そのような反応をされることは目に見えている。
だからムキにはならない。冷静に否定する。分かってる奴だ。

いやだから振りじゃねーよ振りじゃ。
何でもかんでも振りだと思ったらビッグに間違ってるんだってば。



…で。
すっぱり忘れていたのだ。
このクッソ毛が抜けてしまいそうな、そんなイベントの事を。


その名前を「三悪魔ツアー」と言った。


忘れていた。
とりあえず平静を装って手紙と足跡に返事返しておいた。
ああ、そういや週始めにそんな手紙来てて、
土曜でいいよねー、なんて話を「当人以外」には言ってたんだった。



報告は大事ですね。



しかしあまり自信はなかった。
私の勝ちはまだ1回だけなのだ。
最後のあの1回で自信がついたか…といえばそうではない。
まだまだ手探りな状況。
練習出来るのはうれしいが、さて…不安は残る。


そんな気持ちが私に盾を買わせた。
ルフ盾ブレスガード42%だ。
加えて☆3なのでもともとの聖女と遜色ない性能をもっている。
これで上装備とあわせて63%。
踊らされガードはもってる。とりあえず有効な装備はこんぐらいか。


はあ…装備に頼らねえとこいつは勝てないよなあ…。
悔しいが、今現在の私の腕ではそう認めざるを得ない。
半端なプライドなんざ捨てちまえ。
そう思わせるほどにアイツらは強かった。



そして三悪魔戦当日。



いしのさんから作戦について一言。
「ヒドラの前で4人固まって戦う」



なん…だと…?



話を要約するとこうだ。


・4人で固まって戦うことで、連続かみつきと火球を分散させる。
 かみつきが集中しなければ死ぬ事はない。
・ヒドラのターンエンド
 (相手を阻んだまま攻撃しない時間が一定以上になる)行動は
 はげしいおたけびが頻繁にくる。
 はげしいおたけびが来れば致命傷になりかねない。
 4人とも前で戦えばこれを完全に予防できる。


もっとも死にそうな懐で戦うことで、逆に死ぬことを回避するってことか。
味方の死亡は確実にヒドラの始末の遅延を招く。
なのでいかに死者をなくすかが課題でもあったのだが…
そういう戦いもあるのか。


前の戦いで痛感したことは、
とにかくヒドラを倒さなくっちゃあ話にならないってことだ。
ブロスが動き出した瞬間にヒドラを追い詰めていないと
かなり危険なことになる。
以前はボディガ等で耐えることも前提にしていたが、
今回は完全に攻撃シフトってことになる。


なので、メンバーもこうなった。
武(モンテさん)「アタッカー1」
武(めぐりんさん)「アタッカー2」
(※武はいずれも幻惑装備あり)
魔戦(いしのさん)「ダークフォース&バイキルト&フォースブレイク」
僧(-)「いつもの」


しかし、これはいけるかもしれない。
体感ではあったが、この作戦物凄く試してみたくなった。


「なんだかんだいって、やる気なんだよねこの人」
「戦闘民族じゃないっていってるけどねー」
『純粋に試してみたいってだけだ、戦闘民族じゃない』


いいからさっさと行ってくれ。


続く。
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