シーンの冒険日誌

【前回までのあらすじ】
ナメプダイスの卑劣な罠に嵌められた大会参加者１２名は
競うようにしてダイスを振り、自ら泥沼の戦いに身を投じていった。


何故？何の利益も生み出さないその縛りルールに、
一体どれだけの魅力があったというのか…


大会参加者が全滅した今となってはそれは誰にｍ



いや全滅してねーし。
メチャクソピンピンしてやがったし連中。
２回やったのにどいつもこいつも
次回あったらまた参加するとか言ってるし。
どういうことなの…。


あ、すまない私除くから１１名ね１１名。
私どちかというと主催側で流れに流されただけだもんね、うん。
空気読んだだけだもんね。



しかしだ。
物足りないという声があったのも事実。
ナメプダイスに妥協はいらないと感じたのも事実だ。
彼らの要望にこたえねばならぬ。
そんな気がした。


ので、なんかいろいろアイデアが沸いてきたので
ひとまとめにして導入してやることにした。
かなり容赦ないのは前回お伝えしたとおりだ。


が。
実戦投入には期間が空いてしまう。
来週はVer.UPということを考えると、
大会の開催はどうしても近日中に行わなければならなかった。

今はものめずらしさに参加されることもあるかもしれないが、
熱のあるうちにやりとげてしまわねばならぬ。
そんな気がした。


気がしたので木曜告知金曜開催という強行軍を取ることになった。
人が集まるかは賭けでもあったのだが…
多少の営業活動もあってか、どうにか人を集めることが出来た。


その戦闘の模様を前回に引き続き報告していこうと思う。
なお、前回参加者にはベッドを５つに増やしたことにやたら驚かれた。
キミら驚くとこそこですか。


【第一戦】
ロビンさん（バト）
いしのさん（バト）
とれすさん（パラ）
私（僧）
対象：バラモス
縛りルール：【無知無謀】
指定したページの呪文・特技しか使用してはならない。
呪文・特技のページ数は別として良い。
道具や必殺の使用は対象外とする。


ページ縛りか。
バラモス相手になら良い勝負に

…

ならん。
キラポンと聖女祈りベホマラーがあるので余裕で封殺できそうな気すらしてきた。
なんか足りないだろうこれは。

うーん…



ロビンさん（レン）
いしのさん（道）
とれすさん（スパ）
私（僧）


これでよし。
これなら割とナメプだろう。



戦闘開始。


攻撃特技もページ選択によってある程度は有効。
前回のようにＡペチとはいくまい。
よしよし、問題ない…


はずが。


全員ロストアタックが出来ない！
壁職みたいなのがないので逃げ回るしかない！

二人が魅了されても突っ込めない！
キラポンで防げても防げない場合は回復できない！

ぐぬぬ…。
なんだこの微妙なかゆいところに手が届かない感…。
メンバーは「縛られてる感」と表現していたが。


そりゃああんた。
縛りルールだからな。
縛られてんですってば。
何故か納得がいっていないようだった。


何がいけなかったのか？
何故か私も納得いかない何かを抱えたまま勝利した。



なお、他のチームの戦闘内容は新ルールでの戦闘だったようで
以下のようなものだった。


[ケース１]
ガイア強にて【皇帝出陣】
ボスを中心に四方を取り囲んで倒せ。
味方回復等の一時的な移動は認める。


[ケース２]
グラコスにて【総員軍師】
自キャラは移動しか出来ない。
任意メンバーの命令によってのみコマンド実行が可能。
各メンバーがそれぞれ別のメンバーに命令すること。
命令は現場での命令のみを有効とする。


結果は両者ともに負けたんですが、
惜しかったとか赤まで行ったとか戦闘後に言ってるんです。


キミらなんなの？
これ間違いなく殺しに行ったルールなんですけど。
惜しい、とか、そういうレベルじゃないと思うんです。
そこ理不尽だとかそう言っていいレベルですよ？
慣れって怖いですね。


ちなみに昔の私はケース１に武３僧（通常ガイア）で挑んで
ブチ殺されています。
出来ないルールやるなっていわれたらまあ…ねえ？
割と冗談で入れたんですがガイア強に適用するとは思わなかったワケで…。


ケース２ももう何がなんだか分からなくなってるそうで、
チャット熟練者でないときついのではないでしょうか。
言葉の表現次第でうまく運べるかもしれないんですが、
如何せん頭脳と体が離れた状態で戦っているようなものなので、
人の動きを見極められる人でないと難しいかもしれません。
総員軍師の名はダテではありません。

あ、私そういうの無理なんで。


後編に続く。