残カード1枚。ガイア強のみ。
バージョンアップを前にして、カードはほぼ使い切った。
勇気の輝石は貯めまくっているので、
どーせまたカードは増えるのだろうが…。
とにかくあと1枚だ。
竜玉が完成しきっていない今の状況を考えると、
持ち寄りでもして有意義に消化すべきだろう。
そう、思っていたのだが。
そんな時、以前出したバトルバトンの結果、
バトンを受けとったフレがバズズ強の前に散ったとの報告があった。
課題はインペリアルクロスで強のつくコインボスを撃破するというもの。
(戦闘の際、敵の前後左右に位置取り、
回避・回復以外で定位置を移動してはならない)
そうか、流石にバズズ強だもんな。
アレ相手にあの布陣はきついよ…。
そう思いながら彼の若干熱の入った日誌報告を読んでいたところ、
自分の中の何かが刺激された。
仇討ちでもしたいというのか?
いや、そんなものではなかった。
単純に戦いたくなっただけだ。
前回大会でも4戦の予定が3戦だったからな。
消化不良気味でもあったのだろう。
しかしバズズ強は使い切ってもう無い。だから挑めない。
だが…丁度手元にはガイア強のカードがあるじゃないか。
クリスマス前にせっせと持ち寄って竜玉のプレゼントを貰う。
それもいいだろう。
慈悲深いサンタと似たような色のサンタみたいな生物なら、
数分かけてせっせと「うわーやられたー」とかいいながら
プレゼントしてくれるはずだ。
ヤツが オス ならばだが。
だが、何か違うんだな。
そうやって安定を求めるよりも何か大切な…別のことがあるはずだ。
プレゼントよりもパーティを、か。
そう思った私は、即座に手紙を3通送った。
戦闘民族どもを招集し、インペリアルクロスでガイア強に勝つ!
バージョンアップ前のパーティとしてはいい内容だろう。
そして、いしのさん、モンテさん、めぐりんさんの3人が
久々に集められた。
いずれも歴戦の猛者である。
メンバーは申し分ない。あとは作戦だ。
作戦は2案あった。
案1.火耐性のあるパラでにおうだちしつつ魔を守りつつ戦う作戦
案2.武賢僧+アタッカーで正攻法で挑む作戦
過去、何度かガイア強をやってきたが、
装備状況によっては火炎一発で魔がやられる状況も少なからずあった。
打撃に関しては言うまでもない。
ガイアの攻撃を真正面から受ける以上、
聖女を張る余裕が果たしてあるかどうかもわからない。
そう考えた私は、インペリアルクロスの布陣位置を可能な限り近づけ、
パラディンでかばうことでカバーする作戦を考えた。
しかしこれは せ こ い 。
あまりにもせこい。
インペリアルの縛りを冒涜しているとすら言える。
説明していてなんかせこいとおもえてきたので即座にセルフ却下した。
となると正攻法で攻めるしかないんだな、これが。
アタッカーはやはり魔だろう。
ヘナトスがどれだけ有効かはわからないが、
スクルト2枚と併用すればHPの高い者は生き延びられるかもしれない。
【パーティ構成】
めぐりんさん:武(棍メイン)、基本足止め役
モンテさん:賢、洗礼・蘇生・サブアタッカー・ヒーラー
いしのさん:魔、メインアタッカー・ヘナトス
私:僧侶、めんどうなやつ
以上、作戦開始。