目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

聖者

シーン

[シーン]

キャラID
: YX176-339
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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写真コンテスト

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シーンの冒険日誌

2015-03-31 18:46:50.0 テーマ:その他

【ネタ】ドラクエ10童話・浦島太郎(前)

バージョン1の頃、アストルティアにうらしまというプレイヤーがいました。
うらしまがゲルト海峡を通りかかると、
キッズどもがリアフレの社畜プレイヤーを問い詰めていました。

「かめさん、そんな装備でラスボスに来られちゃあ困るんだよ」
「ハンパなチャラ坊が軽々しく募集にのっていい場所じゃあないの。わかる?」
「すみません…時間がなくて…」

うらしまはキッズに話しかけます。

「おやおや、野良パーティで文句を言うもんじゃないよ」
「いや、だったら見てくれよこの装備」

カメさんはLV40で、はがねのつるぎとうろこセットの装備をしていました。
錬金もなくパッシブもありませんでした。

「ううむ…少し厳しいか」
「いやちょっとどころじゃねーって。せめて職業装備とかな」
「そこはプラチナだろ。HPパッシブもか」
「錬金込みでアクセサリもだろ。あと斧でまじん連発にしろよ」

キッズの要求がエスカレートしていきます。
見るとカメは涙を流しながらうらしまを見つめています。
うらしまはお金を取り出して子どもたちに言いました。

「聖水代を出すからカメを解放してやってはくれないか?」
「うん、それならいいよ。10000Gね。」

どう見てもそこまで戦っていたようには見えませんでしたが、
うらしまはお金を払いました。
こうしてうらしまは、子どもたちからカメを逃がしてやりました。

それから二、三日たったある日の事、
うらしまが海に出かけて魚を釣っていると、
カメがフレチャで話しかけてきました。

「このあいだは助けていただいて、ありがとうございました」
「今日はどうした。また会社でいじめられたのか?」
「いや…今日はもうドラクエを引退しようと思って挨拶に来たんです」
「そうか…寂しくなるな」
「うらしまさん、ウチの会社に来ませんか?」
「会社?キミの所はブラック企業じゃなかったのかい?ちょっとなあ。」
「いや、最近は業務改善がされて来てるんです。
大丈夫ですよ。うらしまさんの能力ならすぐ上に行けます。
給料もこれだけ出します。」
「今の倍以上じゃないか。なんか凄い待遇がいいな…」
「とにかく今は人手不足ですから」

うらしまはちょっと考えさせて欲しいと言いましたが、
3ヶ月後話がまとまり転職することになりました。
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