※元ネタはアメリカン・ジョーク集より。
【1】
モンスターがリーネを人質に取って何やら叫んでいる。
「人質を解放して欲しければ金をよこせ!」
私は友人に「あなたなら幾ら払います?」と尋ねた。
すると友人は証を装備しながらこう答えた。
「2000ゴールドかな」
【2】
冒険者の酒場で何やら興奮して叫んでいる人がいる。
「僧侶を雇ってダークキングに行ったのに、ちっとも回復してくれないの!」
『蘇生してくれない、とかではなく?』
「回復も蘇生もしてくれないわよ!どうなってるの?」
『おかしいですね…ちょっとステータスを見せてください』
彼は僧侶のステータスを調べたが、おかしい点は見つからなかった。
『普通の僧侶のようです。状況を詳しく教えて下さいませんか?上に報告しますので』
「MP使うなってしたのに雫も葉っぱも使ってくれないの!こんなの怠慢でしょ!」
【3】
『人の命の価値をゴールドにすると幾らだと思う?』
「値段なんてつけられないね」
『そう思う根拠は?』
「世界樹の葉やザオラルは売れないし、あいつら教会にも行かないからね」
【4】
『人の命の価値をゴールドにすると幾らだと思う?』
「1000ゴールド以下だね」
『そう思う根拠は?』
「世界樹の葉なんかトルネコから買う価値はないし、
全滅しても大抵の職業は貯金してるからね」
【5】
鉄板構成でないと厳しい強敵の討伐に行こうとメンバーを募集し、
残りは僧侶だけになった。
検索したところ、条件に該当する僧侶は3人だけだった。
3人のコメントは以下の通り。
1.属性含め必要耐性100。練習PT希望。
2.耐性あり。
3.ギスギスしないパーティがいいなあ。
3人の装備やパラメータには大差がなかった。
迷ったリーダーはチームメンバーに意見を求めた。
A「俺なら断然1だね!耐性しっかりしてる僧侶は腕もいいし!2は表記が微妙に信用ならないし、3はよくわからない。あいつ相手じゃ空気悪くならない保証もないからな」
B「うーん…私は2かなあ。流石に必要な耐性は100でしょ。1は練習ってのが引っかかる。負ける気しかないんじゃないの?3は何もヒントがないから手を出しにくいね」
C「3でしょう。雰囲気でストレス感じたくないし。1も2もコメントからガチっぽくてわかってるでしょ?みたいな感じがして苦手」
リーダーは少し考え、僧侶になってバトマスを雇った。
【6】
「この錬金釜ぐったりしてるんだけど」
『撫でてから使えば速く働いてくれるよ』
数日後
「ぐったりした僧侶を撫でてもっと働けと言ったら
怒って出て行っちまったぞ!どうなってるんだ!」