目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

聖者

シーン

[シーン]

キャラID
: YX176-339
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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写真コンテスト

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シーンの冒険日誌

2016-11-16 18:42:03.0 テーマ:その他

ただの世間話

※このお話はフィクションです。


【1】
「ちょっと聞いてよ、派遣先の上司が使えなさすぎなんだけど」

『なになに?』

「曖昧な指示しかしないのに、「君にそんなことをやれとは言ってない」とか言ってくるのよ」

『あー、あるよね。ちゃんと言ってくれればいいのに』

「そう言ったら「一々細かい指示をしないといけないのか?期待通りに働いてくれなくては困る」とか言ってきて…」

『全部丸投げねー、あるよねー』

「口を開けば精神論ばっかりでさー。具体的なこと何も言わないのよねー」

『あるある。それでなんとかなるって本気で思ってるんだからホント困るよね』

「その癖自分は見てるだけでさー。この前もサボってピザポテトとしるこサンドばっか食べてたし」

『うわー、最低』

「あれじゃうるさくない分置物の方がマシかな。その癖契約切れてもすぐ再契約してくるし。なんなんだろ?」

『へええ…ちなみにその上司、なんて指示してくるの?』

「ええと、バッチリがんばれとかガンガンいこうぜとか。あとはずーっと電話で誰かと喋ってるだけ。」



【2】
『景気は相変わらずドン底かい?武器屋の大将よ』

「ドン底?誰がそんなこと言ったんだい?」

『痩せ我慢するなよ。随分前から職人がバザーに良品流すようになってから商売あがったりだろうが』

「…本気でそう思っているのか?」

『どういう意味だ?』

「あんた武器屋の利益と言うのは、武器の生産・販売で成り立っていると思ってるだろう」

『そりゃそうだろう、材料費どうなってるかは知らないが』

「材料はな、ちょっとしたツテがあるから大丈夫なんだ。結構安く手に入れて割と利益は出る。だがそっちは本命じゃあないんだ」

『…?』

「中古品販売だ」

『ああ、昔は大体相場の半額で買い取ってくれてたよな。あれどこで捌いてるのかと』

「新品の値段で他人に売りつけてる」

『えっ』

「見た目をちょちょいと直すとな、誰も気づかない。苦情もきたことないな。あと相場がわからん装備をクズ値で買い叩いたりとかな。これが高く売れるんだわ」

『お前、結構エゲツないな…』

「だがまあ…職人が大発生して商売あがったりになるのは分かってたんだよ。鍛治の神から情報リークがあったからな」

『何やってんだよ神…で?』

「新品はまず売れない、技術も劣る、値段も負ける…ってんでさ。ヤツらが来る前に商売の決め事ってヤツをさ、作らせてもらった」

『ほう』

「まず、買取価格だが大体のモノは10分の1にさせてもらった。買い取っても  ふつう  には売れないからな」

『まあ、わかる』

「で、装備にはロックをかけさせてもらった。中古品販売で作った装備が売れなくなると困るからな」

『それもまあ…そうだな』

「…でさあ。おかしいと思わないか?」

『なにが?』

「なんで俺らがそんなこと気にするわけ?どの道バザー品には負けるんだぜ?根本的に解決になってないだろ?」

『言われてみれば…』

「ところで、冒険者の装備の処分方法って言うと何がある?」

『そりゃあ、売るか、捨てるか、結晶取り出すかだろう。一番いいのは結晶だな』

「で…なんで結晶取り出したら装備が無くなるわけ?」

『そりゃそういうルールだから…まさかお前!?』

「ちょっと管轄外のアイテム引取もめんどくさくなってきたし、売る奴も多くないんでな?素材屋に話持ちかけたら乗って来てくれたよ…」

『…』

「どうだ?いいスレイプニールかフューリーブレードがあるんだが…ここだけの価格にしておくぞ」

『いや…なんか存在消されそうだからやめとくわ…』

「そうか、まあ欲しくなったらまた来いよ」
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