魔法の鍵を使う、もしくは港町レンドアから
毛玉のようなサッカーボールを通じて魔法の迷宮に入ると、
種族神像前に到着する。
このときパーティを組んでいるならそのメンバーと入ることになる。
魔法の鍵を使った場合で、人数が4人に満たない場合は
4人になるまで自動的にプレイヤーもしくはサポート仲間が合流する。
二人でイチャイチャしたいとかの場合はゴムボールに頼めば良いが、
目的次第でイチャイチャどころか
グチャグチャになって帰ってくることもあるので注意が必要だ。
さて、この時見知った仲間であろうとなかろうと、
冒険者としては必ず言葉…というよりは定型文がある。
所謂「よろしくお願いします」である。
何をよろしくするのかわかんねーよこのしきたり大好き野郎がァ!
と言う人もいるかもしれないが
全くその通りで何をよろしくするのかはわからない。
まーせいぜい
「迷惑かけるかもしれんがお互いさまじゃろ」
程度に受け取っとけばいいだろう。
強迫神経症の僧侶などは
「死ぬまでこきつかうんだろ?そうなんだろ?」
と言われるたびにそのような想起をするらしいが、
そのうち精神がすり減って悟るようになるから問題ない。
前置きはこの辺にして、
この種族神像前でやることは大きく分けて3つある。
・コイン/カードをささげる
・すすむ
・お前ちょーイラつくから魔法の鍵使って抜けるわ
これだけだ。
別に抜けてもペナルティはないから安心してほしい。
抜ける前にご丁寧に罵声の言葉を考え付く必要はないので、
ひっそりと抜けて頂いたほうがお互いの精神にとっては優しいだろう。
さて、この魔法の迷宮の使い方で最も多いのが
「コイン/カードを捧げる」だ。
そのまますすむという手もあるが、
基本的に魔法の迷宮で得られる道中の宝はかなり価値が低い。
毎日の福引券狙い、
「あくまのきし」と遭遇してモンスター一覧を埋める、
もしくは装備を結晶化して売る、
あと常人には心でないと理解できぬ目的がないと行くには少々難がある。
とにかくボス遭遇コンテンツとして利用されることのほうが一般的だ。
もしあなたがレンダーシア大陸以降まで話を進めているのならば、
各地にある宝箱にカードが入っていることもあるので、探してみてほしい。
おたからのすずや入手済み宝箱リストを使えば割と容易に探し当てられるはずだ。
あ?宝箱?開けるのメンドクサイ?
ちょっとカジノですごろくとかしてコイン稼いだら
型落ち品のカードとなら交換できっから。
導きの香水とかおみくじボックスはちょっと難度高いから考えろよな。
あとスペシャル福引券で当てる手もあるが、
「強」は本当に強いからな!マジで強いからな!
カジノで普通のに交換してから使えよ!
やるんなら縛りプレイしてるバカでも連れてったほうがいいぞ!
…話を戻そう。
さて、この投入は見知った仲であればいいが、
オートマッチングではそうではない。
つまり、他の連中がどのような目的で来ているかはわからないわけだ。
ただし、基本的に野良パーティというのはシャイなのである。
シャイっつーか無口なのである。
なので何も知らぬ方々へ目的をご連絡差し上げることなく、
とりあえず「俺、今日アトラス必ずぶっ殺すから!」
とかカードでデビューしちゃうわけだ。
それが通ればいいが、文句を言う人もいるわけである。
この無言で投入する行為は「コイン(カード)テロ」と呼ばれており、
問題視する人もいる。
どういう訴えがあるかっていうと…
・俺は迷宮周回が好きなんだよ!勝手にカード入れてんじゃねぇ!
(徹底抗戦派)
・俺は迷宮周回が好きだしカードは嫌いだ!
でもゴルスラとかレアボスなら考えてやる(金欲しいだけなんじゃ派)
・俺はとにかくケチを付けたいだけなんだよ!(クレーマー派)
・俺はカードテロが好きなんだよ!カード入れねぇんなら抜けるわ!
(カード入れてちょ派)
・俺は突然のトラブルが好きなんだよ!なくても普通に周回するけどな!
(内心闘争派)
・ごめん俺だけ迷宮継続しちゃった(迷宮抜けなかった派/やっちゃったぜ派)
・なんでもいいよ(なんでもいいよ派)
・ごめんちょっとトイレ(食いすぎ派)
つまりいっぱいだ。いっぱいあるのだ。
これらの訴えがあり、
とにかく魔法の迷宮の野良というのは大体カオスなのだ。
これについて我々が考えていかなければいけないことは…。
とくにないです。
やだよゲームで考えるなんてめんどくさい。
コイン入れたいんならとりあえず下手にでてお伺い立ててヘーコラするか
優しい先輩に連れてってもらうとかしとくと
面倒がなくていいかなってぐらいです。
長くなったんでとりあえず今回はこのぐらいで。