シーンの冒険日誌

「簡単」なんて言葉は信じちゃいけない。
専門家の「簡単」なんてのは特にだ。

オレたちゃパンピーなんだ。
マニュアル読んで「ハイ全部理解した」なんてできるわけがない。
だが…体で理解をすることはできる。
主に死亡的な意味で。

自分で戦い方を導き出した。理屈で理解した。
今日こそは勝てるということだ。


さて、負けず嫌いのスターもセッティングを頑張ったようだ。
私の方は前回と同じだが、戦い方で勝負するぜ！
御大層なパワーアップのコメント通りの性能を期待するぜ！


「僧正のドレア高いんですけど」


…現場に行ったらなんか私と似たような人がいた。
それは…何の真似かな？
力入れたってドレアか？そうなのか？


「そうだよ、それ以外なにがあんのよ」


装備に力入れたってやっておきながら
なんでドレアに金がやたらかかってるんだ
この…ドレア脳がァーーッ！！！


なんかゴールドリリィを２か所も使っていることを何故か責められた。
私は悪くねぇです。間違いなく悪くねぇです。
下品にならんぐらいにワンポイントで使うのの何が悪い！
一体感出すとかそういうのじゃねぇからこの戦い！


冗談（なのか？）はさておき、
それなりに火力はパワーアップしたらしい。
前回よく見てなかったからわからんけど。
パワーアップしたっつんだからそうなんだろう。
私の中ではな。


～５分後～


まぁ死ぬよね。
形から入るってことが何ら関係ないってことが示されたよね。
よし、ガンガン死ぬぞガンガン。
一回死んだぐらいでなんだってんだ。



戦術をもう一度思いだす。
「聖女」は全てキメラに任せる。
自分はザオラルマシーンになる。
なるべく密集してダメージを集中させる。
思いついたことは全部やる。

クソみてーな未練で聖女をぶっ放したせいで
前回と同じ動きをしちまった。
それじゃあ勝てないんだ。

３回負けた時点でその戦術は通用しないってのが通例だ。
動きを変えていかなければならない。それも大々的に。
ガンガン死んで試せるってんだから、やるんだよ、ここで。


ただし、そうはいっても長くは続けてられない。
平日の夜で鈍った脳の継戦能力などたかが知れてる。

続ける分には脳を働かせることができても、
疲れがピーク状態とそうでないときの働きは歴然としている。
昨日帰り際に作った成果物を今朝見直すとボロが出たりするものだ。

戦闘前半の頭のはたらきがイイところで決着をつける…それがベストだ。
なんせ今回は材料が揃っているからな。
今回は見直しのターンだ。


続く。