シーンの冒険日誌

【1】
「赤報酬箱の中身が小さなメダル3枚なら？」
『クソです』
「それが7枚なら？」
『上等なクソです。羽根以外はクソです』
「では今溜め込んでるメダルの山はクソの山ですか？」
『タンスの肥やしです』


【2】
「ちょっと待ってください。そのキメラホバリングないんですが」
『浮いてますよ』
「いやホバリングないですよね？」
『だから浮いてますけど』
「ホバリングないと地震避けませんよ」
『浮いてるじゃないですか』
「いや食らうんですよ」
『でもたまに生きてますけど』
「それ聖女かロザリオ効果ですよね」
『浮いてるからじゃないですか』
「さっき一人と二匹仲良く死んでましたけど」
『あなた生き返すのが仕事ですよね』
「そうですが」
『素人は黙っとれ』
「…」
『ありがとうございます』
「ところでそのキメラ作戦と特技なんですか」
『素人は黙っとれ』
「…」
『ありがとうございます』
「あの、なんで地震ジャンプしないんですか」
『素人は黙っとれ』
「あの！確かに薬品節約しようとは言いましたけど魔法の聖水じゃ特技二発で」
『素人は！


【3】
「あの」
『はい？』
「ビーム刺さってますけど」
『はい』
「死なないんですか？」
『無敵時間なんで』
「でもめっちゃビーム刺さってますけど」
『まだ無敵なんで』
「いや今切れたみたいですけど。刺さってますけど。」
『これ見た目だけなんで大丈夫ですよ』
「刺さってるのになあ」
『はあ』
「あなたゾンビですか」
『ゾンビじゃないです。蘇生受けてるだけです』
「それゾンビじゃないんですか？」
『ゾンビは頭撃ち抜かれたら蘇らないでしょ？私は蘇るから』
「なるほど」