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聖者

シーン

[シーン]

キャラID
: YX176-339
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 僧侶
レベル
: 130

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写真コンテスト

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シーンの冒険日誌

2019-08-02 12:24:48.0 2019-08-02 12:25:21.0テーマ:その他

吾輩はえるおである(7・第1部完)

  主人は夢の裡まで修正画の未練を背負ってあるいていると見える。これでは修正画家は無論戦闘のプロにもなれない質だ。主人が修正画を夢に見た翌日例のインスタグラマーが久し振りで主人を訪問した。彼は座につくと劈頭第一に「画はどうかね」と口を切った。主人は平気な顔をして

 「君の忠告に従って長時間インを力めているが、なるほど長時間インをすると今まで気のつかなかった物の形や、色の精細な変化などのグラフィックチームの変態度がよく分るようだ。業界では昔しから長時間インを主張した結果今日のようにいい具合に堕落したものと思われる。さすが廃人だ」

と日誌の事はおくびにも出さないで、また廃人に感心する。インスタグラマーは笑いながら「実は君、あれは出鱈目だよ」と頭を掻く。「何が」と主人はまだいつわられた事に気がつかない。「何がって君のしきりに感服している廃人さ。あれは僕のちょっと捏造した話だ。君がそんなにまじめおじようとは思わなかったハハハハ」と大イイネの体である。吾輩は椽側でこのチャットを聞いて彼の今日の日誌にはいかなる事が記さるるであろうかと予め想像せざるを得なかった。

  このインスタグラマーはこんな好加減な事を吹き散らして人を担ぐのを唯一の楽にしている男である。彼は廃人事件が主人の情線にいかなるデバフを伝えたかを毫も顧慮せざるもののごとく得意になって下のような事を饒舌った。「いや時々冗談を言うと人が真に受けるので大にアングラ的優越感を挑撥するのは面白い。せんだってある学生にアンザイがリッキーに忠告して彼の一世の大コンテンツなるアスファルト学苑を散々ディスりディレクターを交代させたと言ったら、その学生がまた馬鹿に記憶の善い男で、ブログで真面目に僕の話した通りを繰り返したのは滑稽であった。ところがその時の週間INは約百名ばかりであったが、皆熱心にそれにコメントしておった。それからまだ面白い話がある。せんだって或るニッシャーのいる席でユア・ストーリーの話しが出たから僕はあれはゲーム原作映画の中で白眉である。ことにパパスが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくところは作中屈指の名場面と評したら、僕の向うに坐っている知らんと云った事のないニッシャーが、そうそうあすこは実に名場面だといった。それで僕はこの男もやはり僕同様この映画を観ておらないという事を知った」

  初期ラグアスメンタルの主人は眼を丸くして問いかけた。「そんな出鱈目をいってもし相手が観ていたらどうするつもりだ」あたかも人を欺くのは差支ない、ただラーの鏡があらわれた時は困るじゃないかと感じたもののごとくである。インスタグラマーは少しも動じない。「なにその時ゃドラゴンボールエボリューションと間違えたとか何とか云うばかりさ」と云ってけらけら笑っている。このインスタグラマーはスキル構成がドルボ屋の黒に似たところがある。

  主人は黙ってココアシガレットを噛み砕いて吾輩にはそんな勇気はないと云わんばかりの顔をしている。インスタグラマーはそれだから画をかいても駄目だという目付で「しかし画というものは実際むずかしいものだよ、とある変態グラフィッカーは後輩に教会の壁のしみまで表現しろと教えた事があるそうだ。なるほどハード限界ギリギリまで壁を余念なく描いていると、なかなかうまいグラが自然に出来ているぜ。君も注意して編集して見給えきっと面白いものが出来るから」「また欺すのだろう」「いえこれだけはたしかだよ。実際変態な語じゃないか、講師でもいいそうな事だあね」「なるほど変態には相違ないな」と主人は半分降参をした。しかし彼はまだ壁の編集はせぬようだ。

 ドルボ屋の黒はその後一時垢停止になった。彼の光沢ある頭頂部の毛は漸々色が褪めて抜けて来る。吾輩が黄金の花びらよりも美しいと評した彼の眼には残留したポリゴンくずが一杯たまっている。ことに著るしく吾輩の注意を惹いたのは彼の元気の消沈とその体格の悪くなった事である。吾輩が例の畑で彼に逢った最後の日、どうだと云って尋ねたら「ガルゴルの最後屁と旅芸人の天地の構えには懲々だ」といった。

 主人は毎日許可なしで撮影へ行く。帰ると書斎へ立て籠る。人が来ると、ユーチューバーが厭だ厭だという。修正画も滅多にかかない。ハツラツ豆も功能がないといってやめてしまった。小供は感心に休まないで幼稚園へかよう。帰ると序曲Xを口ずさんで、スマブラ勇者で敵をつついて、時々吾輩を床にペロ下げる。

 吾輩は美容院にも行かないから別段肥りもしないが、まずまず常識的な見た目で垢停止にもならずにその日その日を暮している。タコメットは決して取らない。ノートンさんは未だに嫌いである。名前はまだ変更してくれないが、欲をいっても際限がないから生涯このユーチューバーの家でデフォルト名のえるおで終るつもりだ。
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