シーンの冒険日誌

【注意】本日誌には、災厄の王攻略のネタバレが多少入ります。
災厄の王討伐：その2

ダンジョンに入ると、組んだパーティ同士の会話が繋がった。
これではお上品な会話をせざるを得ない。
私はきほんてきにシャイボーイなのだ。
はっちゃけた会話は得意では無い。

PTメン「ここにしか出ないモンスターがいるよ。忘れずにみやぶろうね。」
私『ここにしか出ない私をみやぶってもいいのよ…？』

なにいってんだこいつ、みたいな空気が流れた。
ウケを無理に狙うから…シャイボーイは空気が読めないから困る。

ともあれ、私は僧侶の腕前がヘタクソであることを誤魔化すため、
シャイボーイではあるものの会話を試みることにした。
パーティに少しでも取りいっておけば印象も違うだろう。
ヘタクソがバレてハゲ呼ばわりされるよりはマシだ。
あ、私じっさいハゲじゃないんでそこんとこよろしく。
僧侶だからってハゲとかいうヤツは教会にゴールドの半分を寄付することになるぞ！これほんとの話な！

…話を戻そう。
スティックアホみたいに振り回しながらまんたんだけ適当にやって、
だるいだるいマジだるいんで貴様ら働け私はサボるなどと、
当然の権利を主張していたらいつの間にか最深部についていた。
計画通りだ。適当に誤魔化せたにちがいない。

さて、苦労して頂いた皆様には悪いが私はここにぶっ殺されにきたんだ。

「じゃあいつ全滅するの？」
「今でしょ！」

パーティ内も死ぬ気満々だ。
よし、これなら私のせいでみんな死んじゃう！
とかにはならないだろう。

「テスト勉強した？」
「してない〜」
みたいな出し抜かれ方もなく、
皆様平等に死を与えられるに違いない。

さて、ボスの情報は秘密としているが、前情報を整理すると、だ。
•範囲魔法は範囲内の全員にかかる。
•単体魔法は同盟パーティにもかけられる。
•時間は30分以内。
•おやつは300ゴールドまで。
•最初に死んだヤツは二階級特進。

あれ？ベホマラー全体にかかんの？
天使に祈りかましとけば楽勝じゃね？

はっはっは。
騙して悪いがここは勝たせて貰おうじゃないか！
お前ら行くぞッ！

災厄の王が出現。
デカイな。
とりあえず開幕天s

戦闘開始五秒後。
パーティの魔法使いが一撃で死体になった。

えっ…なにそれ？

つづく。