スレンの冒険日誌

【ネトゲ玄人】シリーズ


ネトゲ玄人は知っている。『ネトゲは女性キャラクターの方が有利』である事を。
そんなエピソードを物語る一幕が。メギの討伐売り。「女性は無料！」

我先にと百花繚乱な色艶やかな女性キャラ達が行列を成すそんな中…。

「エンゼルスライム帽の初期服オガ男」が一人、異様なオーラを放ちつつ威風堂々と行列に交じっているｗ

そう、私である。「リアルが女性ならＯＫですか？＾＾」　伊達と酔狂のなせる業だ。
さて、私の討伐買い１５キャラは全員オガ男であるため３キャラ×５回ゲットする必要があるが…。

初回と２回目はＯＫをもらいタダで旨い討伐ゲット！

３回目…
募集主「また来たの？ｗ」
中の人「私、筋肉フェチなの。だからサブは皆オガ男。魚類？ちゃらいだけ」
…と最もらしい事を言ってゲット！
咄嗟に思いついた苦肉の策である事は言うまでもあるまい。

４回目…
募集主「また来たｗｗ」
中の人「良い出会い無いでしょ？物で吊ってもタカられるだけよ？」
…とタカっている最中の中の人が、ダメだしで最もらしい事を言ってゲット！

５回目…
募集主「ＯＫ！」
中の人「ありがと♪」
…ゲットしきったｗ

えーつまりだ。断言しよう。堂々とオガ男で並ぶ自分は論外だが、ここに並ぶ女キャラクターは全員ネカマだ！百歩譲ってもリアルでも女である事をフル活用している輩だからね！


さて、リアルの話になるが、私は沢山のプレイヤーの馴れ初めを見てきた。
沢山の恋愛成就も然りだが、人様の成功体験ほど退屈なものは無かろうという事で割愛だ。

今回はダメな話をしようと思う。これらは”実話”である。

①知人１
私にはネカマ歴１５年の知人がいる。その彼曰く「３年前からアプローチを受けており、理由を付けずに合わないでいる関係が１０年続いている」。
つまり、こやつはリアルの事も全部偽っており、一人の男の人生を１３年に渡り狂わせている罪な奴なのだ。
教訓①：玄人たる者「リアル情報は」信じるな！

②知人２
「ネナベ」として男キャラでプレイしているリアル女性の知人が居る。実はガチのレ○だ。
しかもこの女、ノンケの女性もあっち側へ誘ってしまう才に長けている。
ネトゲで出会った、何人かのノンケの女性があっち側へいざなわれてしまったよ。
教訓②：玄人たる者「ネナベ」にも注意しろ！

③知人３
更新が止まった女子高生のブログを「自分のブログ」と偽り、対象サーバーの全プレイヤーの男のハートを鷲掴みにした奴がいる。某巨大掲示板で専用スレッドまで常設された程だ。
教訓③：玄人たる者「裏付けが取れないソースも信用するな！」

え、自分の回りにはろくな奴が居ないって？
いやだなあフィクションです。ただのネタですよ（多分）。

さて、国民的ＲＰＧであるＤＱＸである。初ＭＭＯであるプレイヤーも多く、思考がリアルと直結しやすくなるのも解る。女子力全開な可愛いあの娘や、私をかばってくれる騎士様に恋に落ちてしまうのも解る。
冒険者広場バナー右下の「ゆうべはお楽しみでしたね」からも窺えるが、公式すら「リアルの出会い」を推奨している節があるように見えるがその実…。

この漫画の手法は「ライトノベル」だからね。「ジュブナイル」だからね。
チェリー男性諸君に夢を見させる為のものだからね。
”一見”平凡な男の子が特徴的な女の子に振り回される「少女マンガの逆バージョン」だからね。そこんとこ注意ね！つか大前提だからね！


しかし…想う心や下心、あって当然。どちらも無ければ人類は繁栄しないのだ。だから、どちらも否定してはいけない。だってそれが『人間だもの』（Byみつを）

というわけで、ＤＱＸで、特に「相方」を求めているプレイヤー諸君らにこの一言を送りたい。

「毒を食らわば皿まで」

好きになったらその相方の精神を愛せ。例え相手のリアルが同性だろうがボストロールだろうがだ。疑似恋愛を楽しめ。高度なロールプレイをエンジョイしろ！
リアルでホストやキャバ嬢と恋愛ごっこするよか安く済むぞｗ（まあリアルはうまくいけばげふんげふん）
寧ろ同性と知りながら結婚できる位にまで清濁併せ呑める位にまでなれ！
この高みにまで到達すれば、あなたは立派なネトゲ玄人です。


さて最後に、ＭＭＯＲＰＧの始祖にして商業的に初成功させた、ロード・ブリテッシュことリチャード・ギャリオット氏の名言を送ろう。
「仮想空間では、人々の尊敬を集め、聖人君主と湛えられている賢人が、実は小学生でも良いのだ。悪逆非道の限りを尽し残忍な蹂躙を至上とする、人々から恐れられる極悪人が、実は法の番人や聖職者であっても良いのだ」


タダの暇人ニートライフしかしてない私も、実は…？
そして、これを見ているそこのあなたも、実は…？


終わり