かつて、わたしのいた白騎士物語の世界で邂逅した友人は
ヴァナ・ディールにおいて紛れもなく最強の人物の一人であった。
彼女は当時、その世界でたった二本しか存在しない
『アポカリプス』なるレリック武器を所持する
希有な存在だった。
その話をするたび、彼女はいつも嬉しそうに、そして
再びその地を踏むことの無い寂寥感を漂わせていた。
翻って、わたしは防衛軍にて盾を生成する折、
プルームシールド 雷耐性14%×3 42%
というものを手にした。
持たないときはそれを求め、
持てばそれの行く末を想う。
これを持って何処の戦場へ征くというのか。
いま、わたしに見えている世界は、
かつて彼女が観ていた世界とそう遠くない光景に違いない。