目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

とこしえの護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: ストームカイザー
レベル
: 140

ライブカメラ画像

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アスカの冒険日誌

2021-02-14 20:56:34.0 テーマ:その他

あなたについていくと決めた日 ~その15~

蒼天のソウラの共同二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が
苦手な方は注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

村の中央に位置する小さな広場。

少し汗ばむ陽射しの下で元気に遊んでいた子供たちが、
夕刻を報せる半鐘を聞くと各々の家へと足早に駆けてゆく。

誰も居なくなった広場で、茜色の空を眺めてぼんやりと考える。

――子供の悪戯から始まり、行方不明になった家畜やペット、村人、
そして村に立ち寄った旅人や冒険者。

浜辺に放置された漁船の残骸と、魔法が用いられたであろう
戦闘の痕跡。

他者を操る力を持った悪魔の伝承。

そして、この村を回った時から感じていた違和感。確証こそ
ないものの気掛かりなことが浮かび上がり、村長宅へと足を向ける。

「村長、ご在宅か?」

呼び掛けると同時に藁の暖簾を掻き分けると、
囲炉裏の傍らにいた老ウェディの男が顔を上げた。


☆


「村長、協力…感謝する」

礼を告げて村長宅を後にすると、東の空に顔を
覗かせていたのは丸くて紅みを帯びた月。

見渡せばどの家も既に扉を固く閉ざしているようで、
外を出歩く者の姿もない。

気掛かりなことについて村長から話を聞いてはみたが、
未だ確証はない。だがそれでも、自身の推察が正しいのでは
ないかと言う結論に至る。

行動か、それとも様子見か。

どうしたものかと宵口の風に吹かれて迷っていると、
果たしてそれは向こうからやってきた。

「帰還しました。大尉」

何処か着られている感じのする鎖帷子。腰に携えた細剣に、
腕には小振りのバックラー。

明々と燃え盛る篝火に照らされて近付いてきたのは、
アスカ=バンデ・ヒルフェともう一人。

「あれ? グンジンのお兄ちゃん、わたしのおうちになにかごよう?」

アスカが手を引いているのは… 
否。どちらかと言えば、アスカの手を引いているのは、
村長宅や宿を案内してくれたウェディの少女。――村長の孫娘。

「用事ならもう……… いや、実は… 
ちょっと用を足そうとトイレを借りようと思ったんだが、
生憎村長はお休み中だったようでな…… あぁぁぁもう漏れそう!」

何とも冷ややかな視線のアスカと、若干引き攣った顔の少女。

だがそんなものは気にも留めず、アスカと少女の見ている前で
股間を押さえて、大袈裟に腰をくねくね、足をバタバタと動かし…

「え、お…お兄ちゃん大丈夫? うちのトイレ使っ――

「ダメ!もう漏れちゃう!」

挙句、泣きそうな顔でベルトの留め具を
その場でカチャカチャと外し始める。

「え!?ちょっと! お兄ちゃんちょっと!向こう!
向こうの木のかげで!」

「最低です大尉!」

「いいって言うまで向こう向いててえええええええ!!」

どうやら必死の叫びは聞き入れられたようで… 少女は両手で
顔を覆い、アスカは眉間に青筋を浮かべ、揃ってくるりと背を向けた。

「ふぃ~」とか、「間に合った~」などと声を出して演技を
続けながら… 左眼の眼帯を手早く外すと背中を向けた
二人を確認する。

疑いが確証へと変わった瞬間だった。

「………あー…スッキリしたぁ」

眼帯を戻すと、実に晴れやかな笑顔で二人の元へと急ぐロスウィード。

「お兄ちゃん… 今のはわたしもどうかと思うよ…」

「規律を重んずる軍人が、村の中で…その、立っ、立ち……最低です!!」

何とも最低な手段を使って彼が左眼で覗き見たのは、この世界の魔力。

結果としては、浜辺で見掛けた漁船の残骸で確認した魔力の残滓。
それに酷似したものが、クモの巣のようになって彼女たちの身体に
纏わり付いていた。

魅了。それは相手を支配し、意のままに操る術。

代表的なところで言えば悪魔族――中でもとりわけ、
サキュバスやインキュバスたち。その他、実体を持たない
エレメントと呼ばれる系統の魔物が得意とする術だ。

二人の状態を確認した後、“必要な物資調達の為、一度本国に戻る”と
アスカにそう伝えてロスウィードは足早に村を後にした。

“彼女たち”が動きやすい状況を作るために。
一連の事件に決着をつける為に

続く
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