※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。
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(時は戻り…バンデクス島へ)
「……………”バイバイ”ね」
と言った直後…ドーターの放つ凶刃は彼女を亡き者にせんと
素早く真っ直ぐ向かっていった!!
アスカは動くことが無く、立ち尽くしていたが…。
ーーーーーーーー!
「らいめい斬りッ!!!」
突如、激しい轟音と共にドーターの放つ凶刃が、切り裂かれた!
「なっ…何よッ!…うぁぁぁッ!」
さらに電気を纏った青白い斬撃が、ドーターに何発も飛び
その攻撃にバランスを崩し、後ろへバランスを崩し、家の外壁に
もたれかかる様な姿勢になる。
聞き慣れた音、それを聞いたアスカはすぐに上を見上げた。
すると、翼を羽ばたかせながら降りてくるリザードマンの姿があり
「ふぅー間に合った様だな…!!」
その声を聞いた彼女は、声を震わせながら
目の前に降りてきたリザードマンに
「リ…リーザ師匠ッ!」
かつて彼女の上官、ロスウィードが助けに入ってきた様な
安心感を感じ、目に涙を溜めていた。
「コラ、泣くんじゃない。ここは戦場だぞ…まずは手当てを
してや…!」
リーザが言った直後に、ドーターは姿勢を立て直し2人の
状況を見据えると、再び自身の髪を操り針状にして
「私の邪魔を……するなッ!」
「…!師匠、うしr…!」
リーザに向かって、針と化した髪を突き刺そうとする。
その瞬間…!またドーターの髪の針と化した部分に
留まっていたが、綺麗に切り裂かれる。
「…!…また…!誰ですの…!」
「油断大敵だぞ…リーザ。弟子の手当てをする前に
やる事があるだろう。」
と、2人の前に出てきた者の姿を見て、アスカは
目を大きく見開き、思わず指を震わせながらも差した。
それは、アスカ自身が離宮突入部隊として離宮に
初めて侵入した際にギブを先に行かせる為に戦った
太陰の一族の狐剣士…”フォルカ”であった。
「あ、あ、あなたはッ!」
「お久しぶりだね、マドモアゼル。こんな状況で
無ければ、街の案内をお願いしたい所だが…今はそうは行かない様だ」
「もう少しだったのに…!何よ…!あなた達はッ!」
アスカをあと一歩の所で、亡き者に出来ていたドーターは
助太刀に入った魔物たちの登場に不機嫌になった。
「なぁに…この子の”ちょっとした知り合い”さ」
リーザは言い、フォルカに向かって目配せをする。
「……まぁ、そんな所ではあるな。しかし私は、別にこの戦いに
関与する理由も無かったのだがね…。」
送られた視線につれない返しをした。リーザはそれに対して
苦笑いをしつつ、2人は自身の得物を構えた。
「ま、待って私も…!戦う…!」
「ムチャをするな…今はそこで休んでいるんだ。
……フォルカ様!お願いします!」
掛け声とともに、剣士2人は戦闘の火蓋を切った。
「……私の邪魔をした事…お前たちの命で償わせてやる!」
ドーターの髪がまた揺らめき、その毛先がまた鋭く針の
様になった。フォルカはそれを見て
「リーザ!…前衛を頼むッ!」
「ハッ!……自分の後ろからはみ出さない様にお願いします!」
リーザは翼を羽ばたかせ、フォルカの前に入った。
「串刺しになりなさいッ!」
何本もの鋭く尖った毛先が、2人を襲った!
「そう簡単に行くものか!…ぬぅんッ!!」
リーザは、自身の剣に風をまとわせるとそれを横に薙ぎ払い
風の刃をいくつも作り出し、尖ったドーターの髪先を切り裂いた。
リーザの手で拓かれた道を今度はフォルカが、前進する。
「さて、君には…早々に退場してもらうぞ!」
「うるさい!…退場するのは、あんたの方よッ!!」
ドーターは、残った髪先をフォルカに差し向けて、
食い止めようとするが、スルリとした華麗な動きで、
攻撃を最小限の動きでかわし、彼女の前に躍り出た。
「リーザ!」
「…心得ましたッ!」
フォルカは既に前に入り込んでいたリーザを土台に跳躍し、
自身の持つ剣の先を、不規則なリズムで動かすと、まるで
波打つような斬撃が襲った!
「ぐああああっ!」
ドーターは悲鳴をあげ、その体にいくつもの傷が一気に
入っていった!その光景にリーザは笑みを浮かべる。
「さすがはフォルカ様…腕は衰えてはおらぬ様だ…!」
師匠のその言葉に、アスカはかつて戦った時の事を思い出し
戦慄する。
(み、見えなかった!…あれが本気の実力!?あの時、
私そんな事なかったのに…!!)
ドーターは再びその体を前に倒し、項垂れた。
「これで、終わったか…!」
「し、師匠…まだ…終わって…ない…!」
「……クフフ!そうよ…お前達にも”その子”と同じ絶望を教えてあげるわッ!」
〜続く〜