前回ライブの模様を書きました
今回はそのプロローグと私の独白
○メンバー紹介(登場人物)
ボーカル :Vo子
リードギター:GtA子
リズムギター:GtB子
ドラム :姉(双子)
ベース :私(りんご)
幼馴染の5人
かつて音を出す喜びを教わったあのピアノ教室
今は私たちのスタジオになってる
その場所でずっと磨いてきた音
あの夜のステージで鮮やかに鳴り響いた記録
【プロローグ】
幕が開く直前の静寂
舞台袖に立つ私の心臓、今にも胸を
突き破りそうなくらい激しく脈打ってた
静まりかえった空間を、自分の鼓動が支配していく
猛烈に緊張してた…
その静寂を、姉のドラムが切り裂く
刻み始めたのは「We Will Rock You 」
その足踏みのリズム
ズン・ズン・チャ ズン・ズン・チャ
オープニング前のスタンプ&クラップ
その音はずっと昔、お腹の中で聞いてた鼓動のよう
それにお祭りで神楽笛を吹く私の耳に届いてた
姉の太鼓の響きにも似てる
不思議と安心できる音
リズムに合わせて、Vo子が力強く手拍子を打ち鳴らし観衆を盛り上げる
その迷いのない背中に私は引っ張られた

会場の熱量が徐々に上がり始めた瞬間
「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」 の
鋭いギターが空気を震わせる
不敵なウィンクと一緒に放たれたGtA子の一音が
一瞬でフロアを射抜いた

真っ先に飛び出してく2人の主役、Vo子とGtA子
迷いなく突き進むその背中は
いつだって私たちを引っ張ってくれる
本当に頼れる存在
GtB子が私に肩ポンするのを合図に
彼女のリズムギターと私のベースの音が加わる

こうしてライブはド緊張から始まった
私はメンバーに支えられ、最初の音を出したのでした
【独白】
ラストの曲「MISERY」
曲の終盤
私のたった一節のボーカルパート
ベースの響きとともに歌声に乗せる
空の青ささえ遠く感じるようなあのもどかしい日々
小さな体で静かに
でも確かに明日を願ってた、あの人へ。。。
抱えてきた全ての痛みも、拭いきれないもどかしさも今はそのすべてを飲み込んで私たちの音が
痛みを鮮やかさに変えてく

私たちの「産声」を響かせたあの夜の音の記憶でした
しばらく音楽に専念します
ありがとうございました