いつもイロハ水族館をご愛顧いただきありがとうございます。
現在、本館において北海道展を開催中です。
勝手にドラクエ10・ドラクエウォークコラボと題して、ドラクエウォークよりスラミチにも来てもらっています。
さて今回は、北海道展でも展示している「ウニ」の生態を紹介していきます。
ウニといえば、私たちが食べている身の部分、あれは何なのでしょうか?
丸くてトゲトゲした身体で、どのように生きているのでしょうか?
そういった謎に迫っていきたいと思います。

【概要】
・「ウニ」は、棘皮動物門ウニ綱に属します。棘皮(きょくひ)動物の仲間には、ほかにヒトデやナマコがいます。
・世界では約950種、日本では約160種が確認されている海洋生の底生生物です。
・全身に炭酸カルシウムでできたトゲを持っており、中には毒を持つものもいます。
・日本では、バフンウニ、エゾバフンウニ、ムラサキウニ、キタムラサキウニなどが食用にされます。
【海栗?海胆?雲丹?使い分けは??】
ウニの漢字には、海栗、海胆、雲丹がありますが、使い分けがあります!
・海栗は生きている(殻のついた)ウニ
・海胆は殻から取り出した中身
・雲丹は食品用に加熱や加工されたウニ
です。
【私たちが食べているのはウニのどこ?】
旨味たっぷりのウニですが、私たちが食べているのはどこでしょう?
筋肉?脳?違います。
答えは生殖巣!オスなら精巣、メスなら卵巣ということです。
【ウニの有る無しクイズ!】
ウニは、動物が持っていそうな器官を持っていなかったりします。列挙しますので、有るか無いか、当ててみてください。
1.脳、2.目、3.口、4.腸、5.肛門、6.心臓、7.筋肉、8.足
ーー答えいきます。ーー
1.脳→無い。
ありません。ではどうやって生きているのか?後述します。
2.目→無い
ありません。代わりにトゲが光を感知し、周りの状況を知るそうです。
3.口→有る
体の下側にあります。
4.腸→有る
口と肛門を繋いでいます。
先ほど脳がないと言いましたが、その秘密は腸にあります。腸が脳の役割を果たすニューロンを持っているのです!
実は腸は、人間でも「第二の脳」と言われるほどです。
5.肛門→有る
体の上側にあります。
6.心臓→無い
ウニの動きは非常にゆっくりで酸素消費量が少なく、また海水から自動的に酸素が入ってくる構造になっているので、心臓は必要ありません。
7.筋肉→有る
トゲを動かしたりすることができます!
8.足→有る
有る!と言えるのか微妙ですが、「管足」という器官があり、移動したりくっついたりエサを捕まえたりできます。
【とんでもなく長生き!?】
ウニの寿命は、種類、個体の大きさ、環境によって様々ですが、世界には、100年以上、特に長いものでは200年も生きたウニがいることが知られています。
すごいところは、ただ長寿というだけでなく、生殖能力が若い頃とそう変わらないところです。
【ウニの身は星状?】
ヒトデは、身体の中心から5本の腕が星のように伸びていますね。
実はウニ中身も同じようになっていて、身体の中心から放射状に5つの同じ構造が伸びています。これを五放射相称(ごほうしゃそうしょう)といいます。
(なお、五放射相称になっていないウニもいます。)
【ウニの食欲は困りもの?】
ウニは海藻類を食べます。ウニが増えすぎると藻場を食べ荒らしてしまいます。海藻が取れなくなる、海藻を餌とする生物も取れなくなる、困ったものです。
したがってウニの除去が行われます。しかし食べ荒らされた藻場のウニは、中身がスカスカで商品になりません。
では捨てるしかないのか?
答えは否。廃棄予定の野菜を与えて育て、商品化する取り組みが行われています。
【終わりに】
さて、美味しい不思議生物ウニの生態を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
イロハ水族館では、今後も増改築、展示の入れ替え、生態解説日誌の投稿、各種企画などを行っていきます。変わらぬご愛顧をお願いいたします。
〜〜お魚好きの方、ぜひお越しください〜〜
イロハ水族館
本館 ジュレ13981うるわし3番地
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