テロぼくめつの冒険日誌

（以下バージョン6.5前期までのネタバレがあります。）



公式本の『アストルティア創世記』（2016年1月発売）には記述がなく、
その後発売された『アストルティア秘聞録』（2021年12月発売）で新たに書かれた説明文が結構ありました。
その中で「グランゼニス神に関わりがあるかも？でもシナリオ班による誤読誘導かも？」という微妙な文があり、ここで紹介してみます。


　
「※照明のクリスタル（くるくると回っています）」（『秘聞録』p.162）

「クリスタル」は言い換えれば「結晶」のことです。
かつてグランゼニス神がいたという古き神の遺跡へ通じるソーラリア峡谷の道に、
くるくると回る照明のクリスタルが現在もその一部が残っているのですが、
画像に写っているように結晶が宙に浮いて回転しているという、まさに超常現象です。
結晶自体に浮いた位置を固定しながらその場で回転する力があるのか、
外部から魔力やエネルギーを加えられて浮いたり回転したりできているのか。
浮遊と回転のメカニズムやテクノロジーが謎なのです。

バージョン6.3までプレイすると「結晶化」という言葉が出てきて、
結晶の塔からの光線を浴びたアンルシアが結晶化してしまったり、
体の一部を結晶化された巫女テトラルとの出会いがあったりしました。
結晶つながりでクリスタルの照明についても気になりました。



しかし、『秘聞録』ではもう一つ、結晶に関する新たな記述の追加があります。
バージョン3.5で登場した、ナドラガ神の心臓に関してです。

「竜神の心臓
　心臓にトゲが生えたような歪な形。
　片手で持てるくらいの大きさ。
　ザンクローネの心臓と似た結晶体。」（『秘聞録』p.278）

あの竜神の心臓は結晶だったのです。
では誰が心臓を結晶化したのか？
いずれにしても、グランゼニスら六柱の神々やナドラガの中に結晶化の能力を持つ者がいたのは間違いなさそうで、
結晶化は実はジア・クトの専売特許ではないのではないかという疑念が浮かびました。


さらに、「ザンクローネの心臓と似た」と書いているのが気になりましたが、
先日バージョン2を久々リプレイしたところ、初回プレイ時には気付けなかった内容が読み取れたので、ちょっと書いてみます。

ザンクローネ（バージョン2.0　悪夢の手討伐直後のムービー）
「前の戦いの時　負ったダメージで
　ろくに　身体が動かせなくなっちまってな。
　魂を結晶化させて　回復に専念してたのさ。」

なんと、ザンクローネにも結晶化の能力があり、魂（心臓）を自力で結晶化していたのです。
老婆コペが主人公にくれた「紅蓮の大宝石」（オレンジ色のトゲのある石）がザンクローネの心臓（魂）だったのです。
きな臭いのは「魂を結晶化させて　回復に専念してたのさ。」です。ナドラガ神が自身の心臓を結晶化したという線もあり得なくもなさそうです。
ナドラガの心臓を結晶化したのは、グランゼニス神なのか、ナドラガ自身なのか、その他の神々なのか。

ソーラリア峡谷の照明クリスタルから話が大分離れてしまいましたが、
この読み取り方も、3日前の日記に書いた「意味のある偶然の一致」という「共時性」を利用したものです。
公式の資料を参考にしての推論ではあるものの、ハズレだったらそれはもう仕方ないです。
こうして予想して楽しめているうちがいいのかも知れません。



くるくると回る照明のクリスタルのようなものは、ソーラリア峡谷だけでなく、他の場所でも確認できました。
最後にそれらを紹介して終わりにします。


　
神授の秘密殿　神授の間。
オレンジ色の石が浮いたままくるくる回っています。
この施設はバージョン6.5前期の話から、女神ルティアナが光の河と化す前に建てられているはずなので、もしこの石がクリスタルなら、神話時代末期よりもう少し前の時期にこのテクノロジーは既に存在していたという可能性はあります。



くるくると回る照明のクリスタルの謎（２）に続きますが、日誌投稿時に赤字の注意文が出てきて

「※この日誌はストーリー上のボスと戦うマップで撮影された画像を含みますので、ネタバレ防止のために交流酒場への掲載は行われません。」

とありました。
これは、日誌のタイトルと日誌へのリンクが交流酒場では非表示になるという意味のようで、
（２）の日誌自体は存在していて以下のリンクから読むことができます。

https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/573379409470/view/7597114/