テロぼくめつの冒険日誌

（以下バージョン6.5前期までのネタバレがあります。） 



（その１）からの再掲になりますが、

ユシュカ（バージョン5.2）
「きっと　ナジーンがいたら……
　アイツも　同意してくれたはずだ。」

パドレ（バージョン6.4）
「もし　ここに　ファラスがいたら……
　俺の決断に　同意してくれただろう。」

ユシュカとパドレは面識がありません。
「きっと…いたら…はずだ」「もし…いたら…だろう」という仮定文や、
「死亡済みの従者がいたら……同意してくれた」という文意や文構造が共通しています。



以上から、ユシュカ視点で気付けた共時性の例は6つもあり、
もしこの世界に共時性をめぐる秘密があるとするのなら、
ユシュカは共時性を発する原因と接触しやすい何かを、人並み以上に持っているんでしょうか。



また、砂の都ファラザードでの共時性の例を挙げてみます。


ジルガモット（クエスト601『砂漠に甘〜い新商品』）
「……ふふっ。
　うふふふふふふふふふ。」

スイのやしろの土地神（クエスト601の同時間帯）
「信じるか　信じないかは　あなたしだい。
　うふふふふふふふふふふふ…………。」

いずれも「ふ」の数が11個で、笑っているところが同じです。



異界滅神ジャゴヌバ
「寄越せ。
　寄越せ……寄越せ……寄越せ。
　寄越せ　寄越せ　寄越せ　寄越せ　寄越せ！！」

パハカース（クエスト679「バザールを護るもの」）
「やってもええけどな。タダとはいかんで？
　なに　５０００兆ゴールド寄越せ！　なんて
　そんな無茶は言わん。」

クエスト679はジャゴヌバ討伐後に遊べるようになるので、気付きやすかったです。
パハカースはファラザードの地下牢に入れられているどれいへいしのような外見の魔物です。



ウバダバ（バージョン5.1・5.5）
「死せる大魔王は　魚を食べずに
　またがりますか？　ゲハゲハゲハ！」

ファラザードの地下牢に入れられた、デスストーカーの姿をした囚人ですが、
初見のバージョン5.1の時点では気が触れた人のようにしか見えませんでした。
しかし、バージョン5.5で滅星の邪園まで行った以降にこのセリフを再確認してみると
「死せる大魔王」とは過去に二度死んでいる主人公のことで、
「魚を食べずにまたがります」は海魔獣ブルラトスに乗ることのようで、
冷静に考えるとウバダバは予知能力を持っている可能性があるようです。

プイプイ（クエスト733「彼女こそ究極の愛の伝道者」）
「……ムムム　見えたぞ！
　キェェェェェェイッ！　ゾウセイチィィィッ！！
　……アナタのラッキーワードは　ゾウセイチ！
　つややかな　口紅をつけた　びっしりつまった
　無数のつぶつぶも　見えましたっ！」

魔窟アラモンドの占い師プイプイの怪しげな占いは的中します。
フォーリオン造成地のマダムコーンがキーアイテムを持っていたのです。
しかしプイプイはゾウセイチという言葉を初めて聞いたと主張します。

ウバダバもプイプイも、言っていることは極めてうさん臭いにも関わらず、いずれも事実であることが近い未来に観測者である主人公により確認されます。
また、ウバダバは気が触れたように見え、プイプイは「ゾウのようにでっかい　セイウチでしょうか」と言い、これらは素の言動なのか、シラを切った演技なのか、疑問が残ります。
これも「意味のある偶然の一致」の事例のようです。

さらに、プイプイはバージョン6.3のストーリー中に「アカシックレコード」という言葉を口にするのですが、
「アカシック（アーカーシャ）」とは「虚空」のことです。
この後、同じバージョン6.3で兄弟姉妹が浄罪の泉の水からルティアナの神気を錬金術で抽出する際に「虚空の粉塵」を混ぜあわせて錬成していて、
「アカシック（レコード）」と「虚空」がかぶっています。
プイプイには占いにより未来が見えているんでしょうか。


なお、「フ【ァラ】ザード」「魔窟【アラ】モンド」には似たような音が入っています。



意味のある偶然の一致（共時性）について（６）へ続きます。