(以下バージョン7.4までのネタバレがあります。)
先日ゲーム誌サイトでバージョン7.5の情報が出ていましたが、
個人的に気になったことがあり、少し書いてみます。
7.5の紹介画像に、雨が降り続ける孤島が紹介され、そこには「雨の中の幻」と自称する、意思を持つ一本の樹(き)が生えていました。
恐らくこれはドラクエ9の「雨の島」のようです。
雨の島は普段は雨が降り続け、雨がやむ時間帯はこの大樹が消えてしまうのですが、
今このタイミングで雨の島が出てきたことに少し驚きました。
なぜなら、バージョン7では「水をまく」「水をやる」という行為が主人公の目にたびたび入ってきていたからです。
以下、日誌「意味のある偶然の一致(共時性)について(22)」に書いた内容を中心に〝水〟についてもう一度書いてみます。
バージョン7.0
精霊の泉の水を〝水やり〟した木槌で、ムニエカの町の住人セアトロを修理した
↓
バージョン7.1
サブクエスト784「約束の花冠」で、高台の枯れた花に主人公が天使のソーマを〝水やり〟した
↓
バージョン7.2
サブクエスト794「ゆりかごの語り部」クリア後にルティアナの部屋に入ると、周囲にある花への〝水やり〟用と思しき水差しが置かれていた
(この水差しと同じと思しきものが古フォーリオンの宿屋に置かれていたことも気付きの一因に)
↓
バージョン7.3
サブクエスト797「あの炎がおっかねえ」でレイジバルスが魔王アスバルに水をまき散らした(〝水やり〟)
↓
バージョン7.4
世界球根でキュルル機巧体が水没した(機巧体への〝水やり〟)
こうした一連の〝水やり〟の流れがある上で「雨の島」が出てきたことから、〝同じようなことが立て続けに起きる(のが観測者に観測される)〟という、「共時性」の「連続性」が起きているようにも見えますが、
まだ7.5をプレイしていないので現時点では予想になってしまいます。
また、同じく予想になってしまいますが、7.4で登場した世界球根。
世界球根は意思を持っていてキュロン人たちの無意識下から意思の伝達をしていたようですが、
世界球根は、ここまで見られた意味のある偶然の一致(共時性)に関わっていたのかどうかも気になりました。
世界球根が意思を持ち複数の人々と精神的につながっているところが「世界霊魂」と似ていて、
世界霊魂にはそうした同じような出来事の連続的な観測に関与していることがあるという説もあるからです(世界霊魂についてはひとつ前の日誌「世界球根の謎(3)」にあります)。
同じような出来事を連続して主人公に観測させることで世界球根は主人公に何か伝えたいことはあったのか。それとも世界球根は共時性に特に関与はしていないのか。
なお、ユング心理学では「雨」「水」「海」は無意識を象徴するそうです。
平凡社の『7つの星をめぐる話』によると、無意識と意識には境界はなく、無意識としての海から意識である島が現れるイメージで、
個人として個別化をはかるには、生命力の源泉である水としての無意識からいったん離れなければならないものの、
個になりすぎると宇宙の根源的存在(「世界霊魂」もそのひとつ?)から切り離されてしまうので、
ときどき境界線を溶解して水に戻る必要があり、たとえば夜眠ったり、死んで生まれ変わったりなどすることになるそうです。
ドラクエ9ではガナン帝国の暗黒皇帝ガナサダイの妻サンドネラが幽体化したのが雨の島の樹のようで、
サンドネラの死と雨の島が無意識と意識の象徴となっている可能性はありそうですが、バージョン7.5で確認が必要そうです。
それにしても、バージョン7.0から見られた〝水やり〟の行き着く先は雨の島なのか、まだ先はあるのか、気になるところです。
意味のある偶然の一致(共時性)について(28)へ続きます。