2026-03-24 04:01:40.0 2026-03-24 05:41:16.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略
『ドラゴンクエストXオンライン 小説集』について考える(3)【『小説集』とVer7.6(前期)までのネタバレあり】
(以下『小説集』とバージョン7.6(前期)までのネタバレがあります。)
日誌(1)(2)に続いて、『小説集』について気になった点を挙げて推論してみます。
「フウキ委員、同窓会を開催せよ!」
この話はアスフェルド学園のストーリー終了後のエピソードです。
アイゼルとクラウンが卒業済みで、主人公は世界各地を旅しているという状況設定です。
ところで、ストーリー第12話(最終話)クリア後に、魔法を得意とするツインテールの少女ラピスに話しかけると、保護者のドラキー・メルジオルとの会話がこう流れます。
ラピス
「……大魔法使いに なる。」
メルジオル
「早くも ラピスは 新年度の目標を
立てたようじゃな! 感心感心!」
ラピス
「……メルジオル ドラゴンにするの。」
メルジオル
「待ていッ! わしがなりたいのは 人間じゃ!
もう ヒト以外の存在は こりごりじゃ!!」
ラピスには大魔法使いになるという目標があるという文脈で、メルジオルをドラゴンにしたいと言うのです。
なぜドラゴンである必要があるのでしょうか。
日誌「『ドラゴン系』の謎(3)」の冒頭ではこう書いていました。
バージョン7.6のラスボス・創絶の崩界竜。
創絶を招くものが変身した姿です。
疑問に思ったんですが、彼女が変身した姿はなぜ竜なのでしょうか。
その日誌の最後に仮説として「錬金術(の変質物)」という可能性を書いたんですが、
ではラピスはどうなのか。
いわゆる「賢者の石」をラテン語で「ラピス・フィロソフォルム」といい、単に「ラピス(石)」で賢者の石を言い表すこともできるそうです。
小説集p.093では、アラハギーロ王国からおみやげにシャイニーメロンを学園に持ってきたミランに、
「いつの間にか近寄ってきたラピスが(シャイニーメロンの入ったミランの)荷物の周りをクンクンと嗅ぎまわる。ひと通り確認すると、『……おなかすいた。ぐう』と言って、自身の胃袋の辺りを押さえた。」とラピスは反応します。
シャイニーメロンは甘い香りがするそうですが、甘い香りがするというと日誌(1)で触れたように第五元素(創生のチカラに似たもの)のほのめかしの可能性はあり、
もしラピスの名前に錬金術的意味合いがあるのなら、そしてラピスの甘いものに目がないというキャラクターから、似たもの同士が共時性的に引き寄せあった可能性はあると思います。
2024年冬の拾遺譚では、ゼニアスへ初上陸した主人公らをこっそり見ていたラキが「ちいねえさまのにおいがする」と言っていましたが、
もしかすると創生のチカラに創世の女神のにおいが含まれるのでしょうか。
ちなみに、かつて太陽の王国と言われたアラハギーロ王国に砂漠の狼王ことラウルがいましたが、
狼と太陽・シャイニーメロンといった球体の組み合わせというと、ポルテのグルめぐりで狼のラキがキャベツの丸かじりやスイカの丸ごと食べる話も出ていました。
現実世界の錬金術で〝アンチモン(狼)が賢者の石(錬金素材)をむさぼり食らうことで、賢者の石は再誕される〟というたとえ話があり、この「(むさぼり)喰らう」ことが錬金術の「溶解」の象徴になっているそうです(日誌「錬金術の『食べる』について考える(1)」)。
バージョン4のクエスト『紅竜たちの記憶』シリーズで、5000年前王都キィンベルで錬金術で作られた魔法生物コドランが旅に出て、
1300年前に人間化したコドランはアラハギーロの知将ハグニルと結婚し、現代まで子孫が続きますが、
コドランはどこまで錬金術を知っていて、知っていたとするならアラハギーロ王国にどの程度錬金術は伝わったのでしょうか。
『ドラゴンクエストXオンライン 小説集』について考える(4)へ続きます。