(以下バージョン7.6(後期)までのネタバレがあります。)
バージョン7.6(前期)で出てきたクエスト837「人形師の小箱」と838「これからの私たち」がムニエカの町のものでしたが、
7.6(後期)のクエスト842クリア後にリズク王が「人形たちが 眠りにつく日まで ムニエカ周辺は 保護区域として 立ち入りを禁じるべき」と決めたことがわかります。
クエスト837で守護天使ルーミリアが、将来町の外から人間が来て増えてくれたらと願っていた矢先のリズク王の逆の判断です。
どちらの考えが妥当かは現時点ではわかりませんが、バージョン8は別世界が舞台となるためムニエカの話はしばらくの間ここで止まりそうだったので、
ここまでの範囲でムニエカに残っている疑問について、おもに錬金術の視点から考えてみたいと思います。
クエスト787「あたらしいお友達?」。
バージョン7.1のムニエカの町のクエストで、「さまようヨロイさん」というサブストーリーのシリーズの1本目です。
フーラズーラの攻撃から逃れるためアマラークから旅をしてきたアーリフという少年が、
チュピちゃんが灯台にぶつかりながら飛んでいて、その時にネジを1本落としたのを目撃したというのです。
ここで3つ疑問点があり、まずネジが木製であるということです。
木製のネジ自体珍しいでしょうし、渦の形をした金属製の木(もく)ネジの方が木製の本体に強固にはまりそうですが、
チュピちゃんを作ったエドアルドはどういう意図でネジまで木製にしたんでしょうか。
アイテムの説明には「つやつやで とても なめらかな 肌触りだ。触っただけでは とても 木でできているとは 思えない。」とあり、金属製にひけをとらない程の出来のようです。
ふたつめの疑問は、チュピちゃんはなぜ灯台にぶつかりながら飛んでいたんでしょうか。
時系列的には、灯台にぶつかった→頭のネジがはずれて攻撃的になった のようで、
ネジがはずれて故障する前の正常な判断ができた時点でチュピちゃんは灯台へぶつかり続けていたようにも取れます。
チュピちゃんの奇行を人形の少女オネットは、エドアルドがいなくなりさみしかったからだと推測していて、
モンスターのまめちしきにも「悲嘆に惑い闇雲にとんでいたら灯台にぶつかり部品がとれた」とあるのですが、
さみしさを解決することが灯台にぶつか(り続け)るというのがどうも理解が及ばないのです。
灯台とチュピちゃんが共時性的に引き寄せあったのかもわかりません。
あとひとつ気になったのは灯台のあちこちに〝仕込まれた絵〟が無数に描かれていることです。
目が左右にある左右対称の顔として見てみると、複数の魔物のような顔が入れ子構造で描かれているのがわかります。
上下を逆さにしても絵として認識できるようになっています。
仕込まれた絵とチュピちゃんの関連の有無も不明です。
3つめの疑問点はアーリフの衣装で、シャツ(黒)・ジャケット(白)・ズボン(赤)という配色ですが、
クエスト846の、黒(少女の風船を割ったカラス)→白(プクフル)→赤(再誕した風船)や、
神獣ラキの人間姿の、黒(マント)→白(髪または主神服)→赤(紫服(紫は赤の象徴のことも)または主神マント)と、
意味のある偶然の一致(共時性)で錬金術に関連する配色なのか、錬金術とは無関係なのか、現時点ではわかりません。
アーリフの母アーイシャはアマラークでよろい磨きの仕事をしていたそうですが、言い換えると金属の手入れをしていたということで、
現実世界では錬金術の起源のひとつは冶金術で、金属の手入れや精製は錬金術と関わっている可能性は残ると思います。
ちなみに、アーリフと友達になったオネットは「ムニエカは 花とえがおが さきほこる しあわせの町!」とアーイシャたちに定住を勧めるのですが、
笑顔の花というと主人公の兄弟姉妹が錬金したニコちゃん型の花が思い出されました。
恐らく現実世界の錬金術の「太陽の花」を参照していて、第五元素や哲学者の石を象徴しているそうです。
オネットの母はバージョン7.1のストーリー終了後にムニエカの町を「わたしたちのお墓」と言いましたが、
「墓」は錬金の対象物を入れるフラスコ(哲学者の卵)のたとえとして用いられることがあり、
その場合ムニエカの町全体が錬金術場であることを暗示していた可能性はあると思います。
ムニエカの町の謎(6)へ続きます。