(以下バージョン7.6(後期)までのネタバレがあります。)
クエスト837「人形師の小箱」。バージョン7クリア後に遊べる話です。
エドアルドが小箱にかけたダイヤル式のカギのヒントのふたつめに「大切な家族」がありますが、
答えは鳥(チュピちゃん)で、エドアルドが幼いころ亡くなった父ではないのです。
しつけに厳しく、守護天使として見守っていた当時のルーミリアいわく怒ると暴れウシのように怖かったそうです。
憶測ですが、血縁者でない人形の方をエドアルドは家族とみなしたことから、厳しいしつけをした父に恨みや反感の思いがあったという可能性はあるんでしょうか。
また、エドアルドの作った人形は全て木製のようで、ボディだけでなくネジまでも木製ですが、どういう理由によるんでしょうか。
例えば冶金術の心得のあった父が嫌いで、温かみのある木製の人形を作り始めたなどといった話は、現時点ではゲーム中では描かれていないです。
確かに町にあるすべてのものが木製というわけではなく、石や金属も至るところに見られます。
このクエストの小箱にも金属が使われているように見えます。
エドアルドが金属嫌いなら、金属も使われている小箱を大事なものを入れるために用いたりはしないと思います。
エドアルドの家には、大型はさみ、大型クリップ、音を出す器具(鍵盤とペダルの付いたものと、ドーナツ盤が置けそうなレコードプレイヤーのようなもの)などの金属を使った器具があります。
はさみやクリップがなぜ大型のものを置いておく必要があるかも謎ですが、
特に気になったのは音を出す器具で、家の中に6台置かれていますが、なぜこれほど多くの音を出す器具がこの家に必要だったんでしょうか。
金属部分を見ると、声や音を他の場所に伝えるための伝声管のように見えなくもないです。
2階・1階・地下の全てのフロアに置かれていますが、昔は元々は各フロアでつながっていたのかは不明です。
伝声管というと、グランドタイタス号にもあり、DQXショップの商品名に「伝声管」と書かれていました。
https://hiroba.dqx.jp/sc/shop/item/076dd0d3ab4f0045423157c3e2cfb686b8
金属の長い管を作るには、冶金術や、もしかするとドラクエの世界観では錬金術が関わっている可能性は残ると思います。
HD-2D版ドラクエ2のなぞの海底基地でも伝声管が大規模に設置されていました(日誌「HD-2D版ドラクエ1&2について(2)」)。
エドアルドの家の2階ではこの音を出す器具を挟むように部屋が左右にあり、
一方の部屋の本棚には主人公には読めない見知らぬ言語で書かれた本に錬金術の挿し絵が載っていて、
もう一方の部屋の本棚にはジア・クト念晶体襲撃前の少年エドアルドが書いた日記があり、こちらは主人公にも読めます。
錬金術の文書と思しきものがなぜ通常の言語で書かれていないのかは不明ですが、日誌「『石ころ』の謎」で触れたようにかつてこの地にあったガナン王国のもの(王の術)という可能性は残ると思います。
また、管・大きなハサミ・大型クリップのいずれも金属部分は金色です。
エイプリルフールの、メギストリス城下町の花摘みで最後の方に便器にバラが咲くのが見られましたが、
バラは錬金術の代表的・多義的な象徴表現のひとつで、たとえば赤いバラは錬金プロセスの「赤色化」を表すことがあり、
赤色化で得られた赤い石であらゆる金属を金に変えられることから、赤いバラが「金」を暗示したり、
白いバラは赤色化の前の段階である「白色化」を表し、金属を銀に変成できることから、「銀」を暗示することがあります。
トイレにバラが見られるということは、トイレを作るのに錬金術は関わっている可能性はあるのかどうか。
現実世界のトイレは貯水タンクとトイレ本体などが金属管でつながっていたり、便器の下から下水道へ通じる管も金属製のものがあるみたいです。
メギストリス城に仕えるパルミオ博士とその息子プクラスは錬金術が扱える疑いがありましたが(日誌「プクラスの謎」など)、
現実世界の伝説の錬金術師ヘルメス・トリスメギストスに名前の似たメギストリス王家に錬金術は存在し伝承され続けていたのかどうか、そしてメギストリス王家とプクラスの錬金術との接点の有無は現時点では不明です。
ムニエカの町の謎(7)へ続きます。