(以下バージョン8.0までのネタバレがあります。)
ヴォルザッド中央塔の研究室で、冥鬼魔将メネシスの部下として働いていたシューイという男性。
メネシスはシューイを「天才少年くん」とほめて、シューイはメネシスに忠誠を誓っていました。
シューイはその技術力をメネシスに見込まれ、数々の業績を挙げ、メネシスの指名によりヴォルザッド要塞の技術主任となっていました。
彼のいる中央塔の研究室には青白い光を放つ光球体があり、これはガラスのような球状の板でくるまれています。
この大きな器具を、カメラを離して見てみると、フラスコの形をしているようです。
フラスコというと現実世界の錬金術でも「哲学者の卵」などの異名で使われる器具で、
アルウェーンの町の中央塔やバルメシュケの研究所の中央塔もフラスコのような形をしていました。
なぜ要塞の中央塔にフラスコをかたどったような大きな器具が置かれているんでしょうか。
もしかするとかつて存在した赤毛の魔族の国にもこうした技術があって現在に残ったのかも知れませんし、
地下牢の兵士カンヘンによるとメネシスは本国にいる時もシューイをそばに置いていたそうで、シューイは本国の情報を持っています。
要塞の兵士ウォーリによると、本国から派遣された技術者たちが要塞の防衛機能などの技術を担っているそうですが、
この器具の設計から運用に至るまで彼らより地位も技術力も高いシューイによる可能性はあると思います。
要塞に入る直前にキュルルが「これまでの町と違って かなり 技術発展が進んでいるように 見えるキュ」と表情をきつくしながら言います。
要塞はカラマドの町やソルベルム王国に比べると、建造物が大きく、金属の比率がだいぶ高くなっています。
現実世界の錬金術では鍛冶や冶金から錬金術へと発展しているそうで、
金属の精製や加工の技術をシューイが持っている可能性は残ると思います。
このフラスコのような大きな器具の上にはいくつもの細い金属管が出ていて、歪みがなくきれいに加工されています。
シューイが「天才少年」たるゆえんは、鍛治・冶金に加え、魔術や錬金術にまで通じているからという可能性は残ると思います。
バージョン8.1以降でこの器具やシューイの技術についてより詳細に話が描かれることが期待されます。
研究室の本棚には『はじめての魔法』という初心者向けの魔法の指南書が置かれていて、
祖母からの要望でシューイはこの本で勉強して皆の役に立つ魔法を多く覚えたようです。
過去の日誌「ムニエカの町の謎(7)」などでも書きましたが、この世界の錬金術には魔力が関わっていることがあるようで、
魔法の習得や魔力の向上は、錬金術の運用能力の向上にもつながる可能性はありそうです。
以下は妄想レベルの話ですが、ふたりの服の配色が似ています。
プクラスは6000年前の世界で竹製の蒸留器を組み立てていることから錬金術に通じている可能性は高く、
フラスコのような巨大装置を扱うシューイと時空を超えて意味のある偶然の一致(共時性)が見られるようにも思われます。
おわり