ご機嫌よう。
雨模様が続きますね。
雨、嫌いではないんですけど、こうも続くと流石に気も滅入ってきます(・x・)
てな感じで、ファミリーコンサート、行って参りましたp(`・ω・′)q
忘れないうちに感想を書き留めておこうと思います。あとチムリがま~ちゃ副音声をチム内で宣伝していたので、誰かくるかなと思って用意してたものの供養もします

副音声視聴者約1名
♪序曲のマーチ
DQの音楽と他のゲーム音楽の違いはなんだろうなと考えたとき、生のオーケストラで鳴らすことを前提に考えられてるなということをすごく思います。この曲も、トランペットのソの音、(オケでよく使われるC管トランペットなら開放で出せる)で吹くファンファーレのイメージが、恐らくSFCやPSの音の段階でまずあったのかなと想像します。
この辺は完全にミキシング前提のFFと対照的ですね(FF13の「閃光」とかホルンとソロバイオリンは生演奏だと絶対あんなバランスにならないし、FF6の「妖星乱舞」でパイプオルガンとエレキベースを重ねたりとかもそう)
♪足取りも軽やかに
ワンフレーズ目の終わりのレミファ~でセブンスに行くのがたまらなく好きなのですがこの感覚を言語化できない。不意の転調は林を抜けたら突如遠景に高峰が現れたといった趣で、慣れない道を彷徨いつつ、やがて主調へ戻って見慣れた景色が帰ってくる…といった風な、和声の妙による描写がよく見える演奏でよかった
♪王宮のホルン
最初の主題があまりにも運命の4楽章すぎて、これを吹くホルンの皆さまはどういう感情なんだろうと思ったりします。全体的にはバロック風味で、特に弦楽器がメロディを取る中間部はすぎやま先生の対位法への造詣の深さを感じさせます。(対位法とは大ざっぱにいうと旋律と旋律を重ねる技術のこと、かえるの歌の輪唱のような感じ)
この曲だと、第一バイオリンがファ-ラ-ド-と弾くとそれが終わらない内にビオラがラ-ド-ミと追いかけっこで弾き始めて、その次はチェロが、…といった風に対位法が編まれています。今回の演奏も各声部バランスよく聞こえててさすプロでした
♪失われた世界
イントロのラドラド…でAマイナーかと思わせて、メロディが始まると同時にベースにFが入ってきてFメジャーに着地してみせる様はまるで魔法のよう。ベースが半音ずつ降りていくラメント・バスも味わい深くてとても好き。チェロとコントラバスの皆さまも心なしかテンション上がっていたような。
♪大神殿
壮麗な金管コラールで、元オケ民としてはテンションぶち上がってました
♪魔法の絨毯
ドラテン民的には完全にキュルルの曲ですね。フルートの超絶技巧はただただお見事。大井さんも小さく拍手していてかわいかった。
♪迫り来る死の影
ダンジョンに挑む者の不安を表すようなオーボエソロと、影に潜む邪悪なものを感じさせるチェロの旋律の対比が印象的。このチェロの旋律はワンフレーズで1オクターブの12音を使い切る形になっています。(ラ♭-ソ-レ♭-ド---ド-ド♭シミ ミ-ミ♭レ-ソ♭--♭ラ-ファ--ピアノアプリか何かで弾いてみるとわかると思います)
VII版悪のモチーフといった所でしょうか。ラスボス戦でも出てきますね。シェーンベルク流のガチな12音技法というよりは、旋律のキャラ付けの一環という感じがします。DQで12音の旋律は他に「悪の化身」、「魔物出現」などがありますが、同じ12音でもそれぞれ個性が出ているのがおもしろいですね。
♪総評
7は大昔3DS版を遊んで以来だったので覚えてない曲もありましたが、ドラテンで使われている曲も多く楽しめました。あと大井さんが実際の会場にいる人だけでなくてグランゼドーラ劇場にいるわたしたちに言及してくれたことがとてもうれしかった。
何とか技法だか知らんけどようわからんの~小難しいのう~という感じですが、これってスポーツのルールのようなものだと思うんです。
スポーツって、正直ルールなんか知らなくたって、風船叩いて声出してあとはスタジアムの空気に乗って盛り上がってればそこそこ楽しいですけど、真剣なファンならば、ルールを知って初めてわかる駆け引きの面白さがあることを知っているはずです。
音楽も同じで、知識というのは単純にみえるものをふやしてくれるんですよね。それがわからないならダメだ!という話ではなく、「よかった」「凄かった」から一歩踏み込んだ感想をもてれば、音楽の世界は一気に彩り豊かになるし、そうすれば人生がほんの少しだけ豊かになるかもしれないと、そう思ってこれを書いてます