※注意
【この日誌にはVer.6.2メインストーリークリアまでの『重大なネタバレ』が含まれています】
・Ver.6.2メインストーリーをクリアしていない方
・ネタバレを気にする方
上記二点の両方もしくはどちらかに該当する方は、閲覧しないことをオススメします。
よろしいですか?
本当によろしいですか?
本当に本当によろしいですか?
それではお話いたしましょう。
【 ジア・クト念晶体 について思うこと 】
Ver.6.2のストーリーでついに明らかになった、女神ルティアナと天使たちの故郷である「とこしえの揺り籠」を滅ぼした元凶。それが 「ジア・クト念晶体」 です。
6.2ストーリーの最後に宇宙船に乗って現われた「ジア・ルミナ」はまるでSF作品に出てくる女性型アンドロイドのような無機質な外見で、おはなし感想広場では「ドラクエらしくない」という意見が溢れていました。
しかし、私はこう思ったのです。
「ああ、やっぱり今度の敵はこういうのか。予想どうりだな」
と。
というのも、Ver.6の敵を予想させるさまざまな伏線があちこちに散りばめられていたからです。
“ 伏線その1 異界滅神ジャゴヌバ ”
名前にあるようにジャゴヌバは「異界」からやってきた存在です。ここで言う「異界」とは「アストルティアが存在する宇宙とは空間的に断絶している異なる宇宙、異次元」という意味だと思います。
でも待てよ、ナドラガンドだって「異界」じゃないのか?
そういう疑問が湧いたのではないでしょうか。
ナドラガンドを追放した「断罪の虚空」は、宇宙規模の巨大な異界というより「アストルティアから切り離された小異空間」という趣が強いと思うのです。
レベル100の上限解放を行う星辰武王によると「光の河の中には創世の樹がある空間のような不思議な空間がいくつも存在している」そうなので、こういう「アストルティアに極めて密接に関わっている小異空間」は珍しくは無いのでしょう。
その規模(広さ)は小さな部屋程度から大陸級まで幅広く、同様の小異空間には、偽レンダーシアや魔界、魔法の迷宮、強戦士の書、邪神の宮殿、聖守護者の間などがあると思います。
つまり、ジャゴヌバは 「アストルティアが存在する宇宙とは全く異なる、別の宇宙、異次元からやってきた存在」 であり、ドラクエ10の世界には「別の宇宙、異次元が存在する」と思うのです。
また、Ver.4に登場した「漂流者キュレクス」も航界船という世界を渡る船に乗ってアストルティアとは異なる世界からやってきた「異界生命体」と自ら語っているので、アストルティアとは全く異なる生命体が存在する異次元があったとしても不思議ではありません。
○ジャゴヌバの正体
さて、そんなジャゴヌバですが、「異界からやってきた」という以外にはその正体についてはほとんど分かりません。
しかし、滅星の邪園で魔祖ザークは次のように語っています。
「本来の異界滅神とは遠い彼方からやってきた生命を鉱物へ変容させる者だったんだよ。」
「水は砂に。草木は石に。果実は宝玉に。」
また、魔祖メゼは
「かの遠き世界、とこしえのゆりかごも若き神ルティアナを出立させたのち異界滅神の一族により滅びを迎えた。」
「我ら賢者はアストルティアをかの世界の二の舞にはさせぬと女神により借り受けた光のチカラで異界滅神に挑んだのだ。」
「そしてついに異界滅神の能力を封じ、世界の鉱物化を食い止めることに成功した。」
「その時だった。」
「異界滅神は巨大な肉塊へと変容し、全身から濃密な魔瘴を噴き出し始めたのだ。」
「何が起きたのかはわからぬ。」
「ただアストルティアを救わんとした我らの手により魔瘴は生まれてしまった。」
と語っています。
これらの言葉が事実なら、
・ ジャゴヌバは生命を鉱物に変容させる力を持っていた
・ ジャゴヌバの一族はとこしえの揺り籠を滅ぼした
・ 賢者が女神から借り受けた『光のチカラ』でジャゴヌバの能力は封じられた
・ しかし、その直後ジャゴヌバは巨大な肉塊へと変容し、魔瘴を吹き出すようになった
ということです。
すなわち、
「女神のチカラで能力を封じられる前のジャゴヌバは、鉱物と密接な関係があり、姿形も巨大な肉塊のようではなくもっと小さくて、魔瘴を生み出すこともなかった」
これを知った時、私はこう考えました。
「Ver.6の敵はジャゴヌバと同じ異界滅神の一族で、アストルティアの既存の生態系とは違う鉱物的な見た目をしているのではないか?」
と。
伏線その2 に続きます。