テオフィロスの冒険日誌

※ 注意！
【　この日誌はバージョン４のメインストーリーにおける　『 重大なネタバレ 』　を含んでいます　】
【　この日誌には妄想、憶測、推論が含まれております。　広い心でお読み下さい　】



　よろしいですか？





【　召喚士リンジャーラをドミネウスが煽動する　】

　パドレが持参した宝珠のチカラにより海洋都市リンジャハルを襲った疫病は駆逐され、目覚ましい復興を遂げつつありました。
　そんななかリンジャハルの長リンジャーラのもとに、ドミネウスからとある記憶の結晶が届きます。

　ドミネウスの記憶の結晶の内容は、弟パドレを悪罵するものでした。


ドミネウス
「　……エテーネ王国の　友好都市である
　　リンジャハルの市長　リンジャーラ殿。
　　貴殿に　お伝えしておくべきことがある。

　　我が弟　パドレは　才にこそ恵まれているが
　　目に余るほど　傲慢で厚顔な性質。
　　旧友である君ですら　内心　見下している。

　　そのうえ　あの愚弟は　野心に駆られ
　　リンジャハルを　君から奪おうという
　　奸計をも　巡らせているのだ。

　　リンジャハルの危機に　つけ込んで
　　はるばる　恩を売りにいったのは
　　その策謀の　第一歩であろう。

　　そんな暴挙が　許されてよいはずがない！
　　君は　リンジャハルの長として
　　早急に　手を打つべきなのだ！　」


　このドミネウスの記憶の結晶を受け取った後、リンジャーラは次のような日記を書いています。

「　今日　アイツの兄上から届いた
　　記憶の結晶の　内容に
　　少なからず　驚いたのは確かだった。

　　だが……アイツは　そんな俗物ではない。
　　あこがれと嫉妬の入り混じった感情を抱き
　　アイツを見続けてきた私には　それがわかる。

　　おそらく　ドミネウス殿は
　　何か　誤解をされているのだろう。
　　あの記憶の結晶のことは　もう忘れよう。　」


　この日記は偽のレンダーシア大陸で読めるものなので、必ずしも事実であるとは限りません。
　しかし、リンジャーラがパドレの優秀さに嫉妬して、パドレを見返すために禁忌である魔人召喚術に手を染めリンジャハルを発展させたこと。召喚した魔人たちを抑えられず、暴走させないためにリンジャハルの住人を犠牲にして喰わせていたことは様々なクエストなどで得られる情報から考えると事実だと思います。

　リンジャーラが自覚しつつも認めたくなかったパドレへの嫉妬心を焚きつけたのは、まぎれもなくドミネウスなのです。


　パドレが宝珠を持って海洋都市リンジャハルを訪れてから数ヶ月後、疫病からの復興を遂げたリンジャハルは　「 復興祭 」　を行うこととなり、リンジャーラはパドレとマローネに復興祭への参加を請う招待状を送ります。
　マローネは生まれたばかりの赤子の世話をしなければならず、復興祭にはパドレと従者のファラスだけが参加することとなりました。

　そして、のちに　「 リンジャハルの大災害 」　とよばれる悲劇が起こることになるのです。
 





その７　に続きます
 





※　余談

どーでもいいことですが、ドミネウスって漫画　「 北斗の拳 」　のジャギ様っぽくないですか？
「　兄より優れた弟なんかいねぇっ！！」
って義弟のケンシロウを目の敵にしてたり、北斗神拳の継承者がケンシロウに決まった後はケンシロウの親友であるシンを唆してユリアを奪わせたり。
なんか行動が似てるんですよね(^_^;