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高徳の聖職者

しょこら

[しょこら]

キャラID
: ZI273-205
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: まもの使い
レベル
: 59

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しょこらの冒険日誌

2025-06-14 22:50:24.0 2025-06-14 23:12:02.0テーマ:職人活動

木工のレベルが18になった!

『木屑と夢とショコラの机』

ショコラは、コトンと軽い音を立てて木工刀を置いた。

「……レベル18!」

その瞬間、まるで自分の中の何かがカチリと噛み合った気がした。人間の小さな体が、少しだけ大きくなったような気分だった。

木工職人としての修行を始めて、もう三ヶ月。最初は棒を作るだけで失敗して、木くずまみれになって泣いた夜もあった。それでも諦めなかったのは――

「いつか、自分の家具を、自分の手で作って、マイタウンに並べたいから!」

その夢だけは、ずっと胸の奥でくすぶり続けていた。

港町レンドアの木工ギルドの作業台には、今日も先輩たちがひしめいていた。ひのきの棒から始まり、今では「せいれいの杖」や「やすらぎのベッド」を作る熟練職人たちの間で、ショコラはぽつんと一人、作業台の端にいた。

「まだ家具は作れないんだね……」

レベル18では、ようやく「木製ベンチ」や「小さな本棚」といった入門家具の図案がちらほら見えてきた段階。けれど、ショコラが本当に作りたいのは――「物語のある家具」。

カナさんのマイタウンで見た、「ベロニカの本棚」「シルビアの化粧台」。あれは、ただ置かれているだけじゃなく、まるでキャラクターがその場に住んでいるような空間をつくっていた。

「私も、あんな風に、誰かの思い出になる家具を作りたい……!」

作業台の上にある、失敗作の木材を手に取る。斜めに切れた脚、不揃いな天板。だけどショコラは、そこに新しい可能性を見つけた。

「これ、もう一度削り直せば……ミニ机になるかも」

彼女の手が自然と動いた。ギルドの灯りが、木目にそっと影を落とす。

次の日も、そのまた次の日も、ショコラはギルドに通い続けた。レベルは少しずつ上がった。19、20、21。

「ショコラちゃん、ずいぶん上達したね。最近、木くず少なくなったでしょ?」

隣の台で作業していた先輩のエルフが声をかけてくれた。

「はい、少しだけ。でも、まだ“あの家具”には届かないんです」

「“あの家具”?」

「……キャラクター家具。ベロニカの本棚とか、シルビアの化粧台とか……」

「なるほど、それを作りたいのか。じゃあ今は、基礎を大事にしなきゃね」

その言葉に、ショコラはうなずいた。

「はい! ベンチでも本棚でも、ひとつずつ、心を込めて作ります!」

レベル25になった頃、ショコラは初めてギルド長から特別な課題をもらった。

「君の机を作ってみなさい。“ショコラの机”を」

「えっ……わたしの?」

「そう。見本じゃなく、レシピでもなく、君自身の発想と技術で“誰かの思い出になる家具”を」

それは、彼女が最初に夢見た“物語のある家具”への第一歩だった。

数日後――。

ギルドの中央に、一つの小さな机が完成した。高さは少し低め、でも安定感があって、引き出しは左右に一つずつ。角にはちょこんと猫耳のような装飾、脚の裏にはスライム型の彫刻。

天板にはうっすらと、ショコラの手で彫られた言葉が浮かんでいた。

「わたしの夢、ここからはじまる」

ギルド長がじっと見つめ、ふっと笑った。

「いい家具だ。見た人の心に、あたたかい記憶を残す。これが家具職人の仕事さ。君は、立派な職人になったね」

「ほんと……ですか?」

「うん、胸を張っていい」

ショコラの頬がぽっと赤くなった。涙がこぼれそうになるのを、そっと袖で拭いた。

その日、ショコラは作った机を持って、自分のマイタウンに帰った。まだ何も置いていない、がらんとした家の一室。その中央に、そっと“ショコラの机”を置く。

「ここから、わたしの家具の旅が始まるんだね」

窓から差し込む夕陽が、机の木目にあたたかく光った。

――レベル18だったあの日から、ショコラの物語は今、ようやく本当の“はじまり”を迎えたのだった。








たのしい~♪
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