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高徳の聖職者

しょこら

[しょこら]

キャラID
: ZI273-205
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: まもの使い
レベル
: 59

ライブカメラ画像

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しょこらの冒険日誌

2026-08-07 02:35:25.0 テーマ:ハウジング

撮影場所「霊の実(マイタウンID:6714-8952)」

ミルキーウェイをモンローウォーク

八月七日の夜、ショコラはマイタウンの空を見上げていた。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブが大きな三角形を作り、藍色の空で競うように瞬いている。ショコラは青いロングドレスに金色の帯を締め、同じ青色の帽子を斜めにかぶっていた。珊瑚を模した桃色と水色の庭具が辺りを明るく照らしていたが、隣の白いベンチも、飲み物を三つ並べた丸いテーブルも使う者はいなかった。

「夏の大三角は、今年も三人そろっているのね。こっちは一人なのに、ずいぶん見せつけてくれるじゃない」

ショコラはテーブルへ近づき、氷の溶けたレモンジュースを一口飲んだ。冷蔵庫には朝の味噌汁が鍋ごと残り、洗濯機には取り出し忘れたタオルが一枚入っているが、今すぐ戻って片づける気にはなれなかった。今年の課金ランクは、すでに最高位のダイヤモンドへ到達している。庭具も衣装も増え、マイタウンは以前より華やかになったのに、それを見て「頑張ったね」と褒める人も、「また買ったの」とあきれる人もいなかった。

「ダイヤモンドですよ、ダイヤイヤモンド。誰か一人くらい、拍手してくれてもいいでしょう?」

返事の代わりに、木の葉が頭上でざわりと鳴った。ショコラは平気な顔でジュースをもう一口飲もうとしたが、ストローの先から空気を吸う音しか出なかった。目の端から落ちた雫が頬を伝い、青いドレスの胸元に小さな丸い染みを作った。袖で急いで拭ったものの、今度は帽子がずれ、珊瑚の庭具へぶつかりそうになった。

「もう、涙まで課金特典みたいに勝手についてこないでよ。しかも帽子まで言うことを聞かないし」

ショコラは帽子をかぶり直すと、誰もいない道の中央へ立った。このまま下を向けば、せっかく選んだ衣装も、何度も置き直した庭具も、自分までつまらないものになってしまいそうだった。ならば今夜くらい、自分で自分を笑わせればよい。腰に片手を添え、もう片方の手を軽く振ると、ショコラは星明かりの道へ右足を踏み出した。

「いいもん、ミルキーウェイをモンローウォークしてやる! ベガもアルタイルも、よく見てなさいよ。ダイヤモンド会員のお通りよ!」

腰を大きく振って歩くと、長いドレスの裾が足に絡み、三歩目で危うく転びそうになった。ショコラは木の幹につかまり、誰も見ていないのに澄ました顔で姿勢を直した。それから再び歩き始め、白いベンチの前で一回転し、丸いテーブルを観客に見立てて深々と頭を下げた。三つの飲み物は何も言わなかったが、氷がからんと鳴り、それが小さな拍手のように聞こえた。

「ありがとうございます。今夜の主演女優賞は、庭具を置いて、泣いて、踊って、全部一人でこなしたショコラさんです」

ショコラは自分で拍手をしてから、とうとう声を上げて笑った。誰かが見てくれなければ、遊んだ時間が消えるわけではないし、褒められなければ、マイタウンを美しく作った手間が無駄になるわけでもない。涙の跡も少し乱れた帽子も今夜の暮らしの一部として残し、最後に夏の大三角へ投げキスを送った。ショコラは空のグラスを三つ重ね、家へ戻ったら味噌汁を温め、洗濯物も忘れずに干そうと決めた。

「明日も遊びます。だって私は、ちゃんとゲームを楽しんでいるもの」

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