ここは 悠久の世界の 南部に存在する大木「世界樹ユグドラシル」である。
この「世界樹ユグドラシル」は 神代の昔から存在しており
精霊の一角である「慈愛の精霊」が
世界樹に 自らの持つ「浄化のチカラ」を注ぎ込んだと言われる。
そのチカラが この世界の不浄なるものを浄化するため この世界は輝きを失わなかった。
その輝きが 神代の昔から今まで 世界を照らし続けてきたのだ。
このような 精霊のチカラの宿る場所は
世界に8箇所存在しており そのチカラの宿る場所は「精霊の聖地」と呼ばれていた。
その聖地が 8箇所に存在するからこそ 世界は輝きを失わなかった。
空気も海も土もきれいで 草木も全然枯れなかったのだ。
そして今 この世界樹に何かが起きていた…………。
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「……………………ここが 世界樹ユグドラシル。
ここに来たのは ずいぶん久しぶりだな。」
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「最近 なんだか空気が汚れている。
俺の勘違いかもしれないが
やはり原因はここに隠されているだろう。」
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「まず 前来た時よりも
明らかに暗い。
前は もっと神々しく輝いていたはずだ。」
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「だが………… 見ただけでは何もわからないな。
触れてみなければ 分からないこともあるだろう。」
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「前触れた時は 精霊のチカラと思われるものが
とても感じられた。」
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「今回も そのようなことが起きれば
この世界樹に 異常はないと思うのだが…………。
さて 試してみるか。」
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「…………なんだと。
全然 チカラを感じない。
やはり……………………そういうことか。」
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「精霊の聖地は どこも輝いている。
その理由は 精霊の加護が宿るから。
だが この世界樹は輝いていなかった。」
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「世界の空気が汚れ
この世界樹から…… そして
この世界から 輝きが失われているのは……………………!」
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「長い歴史の間に 精霊のチカラが
失われてきているから…………!」
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「精霊のチカラが 失われてきているということは
この世界から 光が失われるということ。」
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「不浄なるものが あっても
今までのように 浄化することは できなくなる。
残された時間は あとわずかということか…………。」
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「精霊の加護が 世界から失われれば
世界の終焉と言ってもよかろう。」
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「俺の感覚では 残りの精霊のチカラは
あと1%もないだろう。残り数年で
精霊のチカラは 完全に失われるだろう。」
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「さて どうしたものか。
だが 希望はある。
他の聖地に チカラが残っていればいいのだが…………。」
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「果たして どうかな。
8つある聖地のうち 1つだけチカラが失われてきて
空気がけがれるなど ありえないだろうしな。」
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「人々に残された時間は
あとわずか…………ということか。」
そう 世界樹からは 精霊のチカラの大半が失われていたのだ。
他の聖地は 大丈夫なのだろうか?
この世界の運命は いかに…………。
To be continued...