救世主が出現するまで 残り4年0ヶ月。
悪しき存在の正体は 襲来初日に明らかになった。
悪しき存在は 世界の中央あたりから来たとされるが
世界の中心は ただの海である。
海のどこから どうやって来たのか 人々は不思議に思った。
だが 海から飛行する生物が出現。
その生物は 自らを「魔物」や「魔族」と名乗り
飛行する魔物の上には 翼なき魔物が乗っていた。
これにより 悪しき存在の正体が「魔族」であることが判明。
魔族は 世界各地に襲来し
人々が思っていた以上に 出現した。
人々のつくった武器では 一撃でやられる魔物もいれば
キズひとつつかない魔物さえいた。
世界の調和が崩れていく。
光は失われ ついに世界の上空は 黒き渦で覆われた。
人々は 想像を絶する魔族の強さに驚いた。
だが 同時に魔族のことが徐々に判明していく。
そして ついに「魔物討伐隊」が 結成される。
世界は 激しい戦乱の地と化す。
そうして魔族と人との戦いは 幕を開けた。
キメラ
「わしは翼はあるが 下級魔族だから
重い魔物は 乗せられんわ。
軽くても でかい魔物だと 落ちてまうわ。」
キメラ
「サイレスさんたち 羨ましいわ。
なんやあいつら でかい体にでかい翼もちおって。
なんか嫉妬してきたわ。」
キメラ
「キングスライムも へっちゃらとか聞いたら
そりゃ羨ましくなるわな。
おっと 命令忘れとった。」
キメラ
「まずは調査からやな。
調査して 環境にあった魔物が
そこに行くんや。」
キメラ
「砂漠なら マッドルーパー。
密林なら じんめんじゅ。
浜辺なら しびれくらげってな。」
キメラ
「ああ 独り言すきやわ。
ずっとしてたいわ。
この密林の調査も 面白いけどな。」
キメラ
「あれ 地図担当部隊どしたんやろ。
密林には 姿が見えへんけど。
あ 上空におるんか。上空から見てるんか。」
キメラ
「いいなあ 上級魔物は。
………………………さまを乗せて ………さまのために
居城となる領域を探すとか。まあ調査するか。」
キメラ
「調査がんばって この調査期間が終了したら
スターキメラにだって なれるかもしれないしな!
まあ なれるわけないか。」
スライムナイト
「おい 俺のあいぼうスライム!
俺って 浮いてるだろ?」
あいぼうスライム
「…………ぷる。」
スライムナイト
「よっしゃ いいぜ相棒。
お前には さっき拾った黒色の物体を進呈しよう。
ほら 食ってみろ。」
あいぼうスライム
「ぱくぱく…………おいまずいぞころすぞ。」
スライムナイト
「なんでそういう時だけしゃべるんだよ。
つーか何気に ひどいこといってくる。」
スライムナイト
「おっ あんなところにグレムリンが。
おいグレムリンのカスゴミクーズ!
見ろよ! 俺浮いてるぜ?」
グレムリン
「くたばれ。修行で覚えた呪文をくらえ。
メラミ!」
スライムナイト
「あ。ウボァー。」
グレムリン
「そういえば メラミって
なんか ニンゲンとか名乗ってる奴が使ってたな。
もしかして 呪文って世界じゃなくて宇宙共通なん?」
こうして 魔物たちは 調査を行っていることが判明した。
そして 人々と同じ呪文を使うことが判明した。
魔物は現在 調査期間中らしく
世界各地には しばらくの間
どこに どのような魔物が出現するのかが分からないという。
平穏な草原に 狂暴な魔物が出現するかもしれない。
灼熱の火山に とても弱い魔物が出現するかもしれない。
どのようなことが起きるのか 毎日わからなくなった。
人々は もう外で修行をすることができない。
現在は 9割以上が 修行を行った人々が戦っている。
占いを信じない者も 少しいたが
彼らは 本当に悪しき者が襲来したことに 驚いているようだ。
こうして 運命の扉は ついに開かれてしまい
魔物は 世界の調査を開始した。
戦乱の時代は 幕を開けたのだった。
To be continued...