運命の時は 遂に訪れた。
予言を信じて 人々が守り抜いてきた世界に
遂に 伝説の勇者が 降臨する…………!
第1章
「勇者の旅立ち」
ここは「せいなるほこら」。
アーラテルムの領域の 精霊の聖地だが
実は チカラは失われていなかった。
このほこらは神聖な場所なので
人々が入ることは 昔から禁じられてきた。
だから チカラが失われたのかは 分からなかったのだ。
だが よく見ると
このほこらには 誰も入ってはいけないというのに
誰かが ほこらの中にいるように見えるが…………?
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「………… あ…………。
……………………?
う…………あ……………………。」
勇気の精霊
「よくぞ目覚めました。
私は 勇気の精霊。
あなたは今 言葉を話せますか?」
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「え………… ええ。
こ ここは…………どこですか。
ぼく……は だれ…………です……か。」
勇気の精霊
「よくぞ答えてくれました。
やはり 言葉は話せるようですね。
ここは せいなるほこら。そして…………。」
勇気の精霊
「あなたは 世界を救うために この世界に降臨した
伝説の勇者リュウフ です。」
リュウフ
「う………… ありがとうございます…………。
こ………… この世界は 今
どうなっているのですか?」
勇気の精霊
「この世界は 4年前に
大魔王と その一族が襲来しました。
世界の中央に存在する 封印された扉から…………。」
勇気の精霊
「そして 人々は必死に戦いました。
ですが ある予言を信じました。
それは 大魔王襲来から4年後に あなたが降臨するという予言。」
勇気の精霊
「そして今 その予言が先ほど 現実になったのです。
…………ですが 安心することはできません。」
勇気の精霊
「この せいなるほこらは
世界に8つ存在する 精霊の聖地と呼ばれる
聖地のひとつです。」
勇気の精霊
「精霊の聖地には 私たち精霊が宿した
チカラが 宿っているのですが
この聖地以外の場所からは そのチカラが完全に失われています。」
勇気の精霊
「そのチカラとは 浄化のチカラ。世界から 不浄なるものを
消し去るのです。ですが そのチカラは
この聖地以外からは 完全になくなりました。」
勇気の精霊
「さらに 他の聖地を守る 精霊たちは
この世界を生みだした存在…… 大御神様と共に
遠き世界へ 旅立ちました。」
勇気の精霊
「そして そんな時に
大魔王と魔族が 襲来したのです。
これは 何を意味するのか。」
勇気の精霊
「私は この世界に残っていたので
この聖地には チカラを日々そそいでいます。
そのため この聖地からチカラは失われていません。」
勇気の精霊
「ですが このままいけば 世界は滅びてしまうのです。
そこで あなたの出番です。
大魔王を滅ぼし 世界を救ってください。」
リュウフ
「え 突然いわれましても…………いや。
それが 僕の使命なんですよね。
なら やってみせますよ。」
リュウフ
「あの 思ったんですが
なぜ 言葉はしゃべれるのに
記憶は ないんでしょうか。」
勇気の精霊
「それはですね。
あなたはかつて とある世界の英雄でした。」
勇気の精霊
「ですが その世界を救った直後に
あなたは死亡してしまいました。
ですが 特別なチカラを秘めていたので…………。」
勇気の精霊
「新たな運命の時が 訪れるまで
あなたの魂は 大御神さまが守ってくださいました。
その運命の時こそ 今です。」
リュウフ
「この世界って なんという名前ですか?」
勇気の精霊
「悠久の世界です。
魔族が襲来する前は 光に溢れていて
平和が永遠に約束されたような 世界だったからそう名付けられました。」
リュウフ
「じゃあ 今の世界って
悠久の世界じゃなくて…………。
混沌の世界なんですか?」
リュウフ
「一度 その楽園のような世界を
見てみたいものです。
そのために 頑張らなければなりませんね。」
勇気の精霊
「そうですね。」
リュウフ
「なぜ 魔族襲来4年後に降臨したんですか?」
勇気の精霊
「それはですね。大御神さまは今 遠い世界にいます。
そのため この世界に あなたを送るまで
4年がかかったのです。そのため時差が生じました。」
リュウフ
「なるほど。
色々な質問に答えて下さり ありがとうございました。」
こうして 勇者は 聖地に降臨した。
勇者の疑問は 勇気の精霊によって
ほぼ解決した。
これによって 勇者はついに旅を開始するのだった。
大いなる聖戦の 真の幕開けだ…………!
To be continued...