ボンゾルフは 異界出身の魔物が 現れたという
近くの館を 探し回った。
ダーマ王国には 館らしき場所はないが
住民たちによって 失われた館の 話を聞いた。
住民
「いにしえの伝説さ。
「ダーマ王国の近くに 昔はもう一つ 国が存在したんだ。
レム帝国だ。
「俺は ただの本好きなんだ。
この本に レム帝国の 全てが書かれている。
読んでみな。」
そうやって ボンゾルフは
ある本を 受け取った。
そこには こう記してあった。
『レム伝説』
リーア姫は 偉大である。
レム帝国 30代目の国王は
おそらく リーア姫に なるであろう。
リーア姫の 慈愛の心が 素晴らしい。
自分よりも 民を優先する 慈愛の心だ。
その愛の素晴らしさに 彼女に 豪邸を与えたという
大富豪が いるほどだ。
その豪邸は リーア姫の別荘として 使われた。
…………それだけなら よかったものを。
リーア姫は 亡くなられた。
館と共に 消え去った。
ある日 館に 雷が直撃した。
雷によって 館は崩れ去り
リーア姫は 亡き者となった。
訃報が 民を苦しめた。
しかし 私たちは 研究の末 気づいたのだ。
あの館には 雷を呼ぶ 仕掛けがあった。
あの館の地下には 雷を引き寄せる 呼雷の石が
10個程度 おさめられていたのだ。
なぜだ。
館の持ち主は もしや
館を譲る前に その石を 埋め込んだのだろうか。
館の持ち主は ドルーファという男だった。
その莫大な富は 賭けで得たものだったようで
やがて レム帝国軍によって 逮捕された。
彼は 死刑となり
ある日の昼に そのまま死んだ。
ただ その後。
悲劇は起きた。
彼は呼雷の石を 300個程度も 所持していた。
その日の晩 レム帝国に 幾多の雷が降り注いだ。
私は ダーマ王国から それを眺めていた。
リーア姫の導く レム帝国が 隣国の民として
本当に楽しみだったのだが 本当に悔しい。
呼雷の石は 全て粉々に打ち砕かれ 処分された。
どうやら 強大な魔力による錬金によって 生み出されたものらしい。
魔力の扱い方は 一歩間違えれば 破滅を招きかねない。
この悲劇は 未来永劫 語り継いでいかなければならない。
二度と 繰り返されぬように…………。
ボンゾルフ
「ってことで ダーマ王国から東のほうに
レム帝国の跡地が あるみたいだな。」
ボンゾルフは レム跡地へと たどり着いた。
ボンゾルフ
「いやいや!
おかしいだろ!
「見渡す限り 何もない。
こんな 闇の密林が
レム帝国の 跡地だというのか。
「どれだけの雷が 降り注いだんだ?
木々に 葉っぱが無い。
さっきの ダーマの森とは 大違いだ。
「やはり 雷だけで
ここまで恐ろしい大地に なり果てるなんて
なにかが おかしい気もするぞ?
「…………そして ここが館か。」
ボンゾルフ
「ここが 悪人ドルーファが
高貴なるリーア姫に 与えたという
リーア姫の別荘跡。
「さあ 行くぜ。
異界の魔物を ブッ倒しに!」
To be continued...