魔王ドレイゴン
「あなたは 強くなりすぎたのです。
「それゆえに あまりに多くのものを
失ったわけです。
「馬にされた 古代アルラード国王 テンライジャ。
死者の魂より 生まれし闇の偶像 ボンゾドール。
見捨てていることに 気づきませんか?
「おそらく 強くなりすぎた あなたにとって
彼らは 不要………… いや
邪魔でしかなく 存在を忘れられたのでしょう。
「大魔王軍は そのような者でさえも
受け入れる軍勢………… ゆえに強いのです。」
ボンゾルフ
「そうか………… すっかり忘れていた。
つい 自分しか見れていなくて
周りの事など 気にもしていなかった。」
魔王ドレイゴン
「私は あなたの事を ずっと見ていましたよ。
ペルントラで 出会った後からね。
「野生の英雄として 各地で名声を得て
鉄の船 メタル・マレイアに乗り
世界各地を 巡り巡った。
「その時から 世界の中心たる
この 万物の島に 行こうとしていましたね。
「しかし 強大な嵐によって
島へ近づくことは不可能でしたね。
なぜ 嵐が吹いていたのか 教えましょう。
「デスゾルーガ様曰く この荒天の聖殿は
異界の 嵐溢れる地より 引き裂かれて
この世界に移転された場所。
「しかしながら 移転される際に
嵐まで 持ってきてしまったようです。
…………メビウロスが。
「よって その嵐………… あなたが生み出した
強大な嵐で 神のチカラなくして
この島に近づくことは 不可能だったワケです。」
ボンゾルフ
「そうだったのか。
しかし なぜ その話を?」
魔王ドレイゴン
「今のあなたに その嵐は
果たして 生み出せるのですか?
「きっと それは できないでしょう。
なぜなら あなたは まだ
真のチカラを 得ていないから。
「しかしながら 我らが主は
もう 真のチカラを 取り戻されているのですよ。
「そして いよいよ
最後の聖戦に向けて 動き始めているのです…………。
「最後の邪魔者である あなたと アボロイドを討ち
メビウロスの力を得る…………
それこそが 我が主の望み……………………。」
魔王ドレイゴン
「デスゾルーガ様ァァ!!
あなたが 夢見た世界を
実現させてくださいッッ!!
「ぐふぇぇあああぁぁぁぁ!!」
魔王ドレイゴンは 完全に滅び去った!
ボンゾルフは ゴールドオーブを 手に入れた!
現在 持っているオーブは 5つ。
残るオーブは あと1つだ。
ボンゾルフ
「…………滅びたか。
さて………… 荒天の祭儀を やっておこう。
「この 恐ろしい嵐が静まれば この島も
移動しやすくなるだろう。
「自ら生み出した嵐を 自ら鎮めるのも
不思議な話ではあるが…………。」
ボンゾルフは 荒天の座の奥にあった
荒天の聖玉に 祈りを捧げた。
荒天の聖玉は あたりに吹き荒れていた 嵐を吸収し
大いなる輝きを 放ち始めながら
心地よい風を 吹かせ始めた。
ボンゾルフ
「これでよい。
この石から わずかに出る 心地よい風が
どんどん増して やがて 再び嵐となるのであろうな。
「そのたびに 荒天の祭儀は行われる…………
おそらく そういうことであろう。
完璧なものなど ないのだな。」
ボンゾルフ
「そういえば 魔王ディストラシアは
大魔王城を 守護していると聞いたな…………。
「嵐が静まった今 空を飛べば
万象の帝国に 降り立つことぐらいはできよう。
混沌の座にも 向かうことができる。
「…………魔軍長アボロイドと 大魔王デスゾルーガ。
どちらから 止めに行くべきか………… むっ?」
ボンゾドール
「ご主人様 大変遅れました。
私 大魔王軍の偵察に 行っており
そして ある事を知ったのです。
「魔軍長アボロイド………… かの脅威が
ついに 動き出そうとしているのです。
あやつは 破壊の権化。
「もしかすると 万物の門を
開きかねない存在です。
「それに 仮にもし あの者が 大魔王軍に敗れたら
混沌の座のチカラが 大魔王軍のものになり
結局 門は開かれます。
「ということで あなた様が
大魔王軍と 魔軍長との戦いの中に 介入して
混沌の座のチカラを 全て奪うべきだと考えます。」
ボンゾルフ
「なるほどな。
確かに 大魔王軍に 混沌の座のチカラを奪われては
結局 大魔王を倒しても 残党が脅威になりかねない。
「さて………… 目的地は決まったな。
混沌の座のチカラを
我がものとしよう。」
いよいよ 魔軍長アボロイドとの聖戦が始まる。
To be continued...