混沌の座の 魔力が 暴走する…………っ!
ボンゾルフ
「主を失いし 混沌の座が
暴走を始めた………… というわけでは ないようだな。」
竜魔王デスゾルーガ
「…………見える。
混沌の座に 刻まれた数字が…………
小さくなっていく…………!」
そこには 6 と書いてあった。
竜魔王デスゾルーガ
「おそらく それは
滅びのカウントダウンだろう。
「混沌の座のチカラで 時間の流れが
早くなっているはずだ…………。だとすると
残り 60分も ないぞ…………!!」
ボンゾルフ
「しかし …………見ろ。
円環が………… 無い!
それに 円盤も………… 動かない!」
竜魔王デスゾルーガ
「溢れた魔力が 混沌の座すらも
破壊したと いうのか…………!?」
ボンゾルフ
「どうすれば いい…………?
この魔力の暴走を 抑えるには…………。」
ボンゾルフは 地上を 見下ろした。
ボンゾルフ
「あの魔軍長と 戦っている間に
これほどまでに 変わり果てているとは…………。」
ボンゾルフ
「悲惨だ…………。」
竜魔王デスゾルーガ
「大地が 魔瘴と マ素で…………。」
そこには あまりに濃密な 魔瘴と マ素で
もはや 魔物さえも死んでいる世界が 広がっていた。
人の気配さえ 感じられなかった…………。
竜魔王デスゾルーガ
「この世は 終わったのか?
幻影とはいえ これは あまりにも…………。」
ボンゾルフ
「異界王…………ッ!!
アイツらは 無事なのか…………?」
竜魔王デスゾルーガ
「異界からの来客でも いるのか?」
ボンゾルフ
「ああ…………
邪神たるわしの 忠実なる仲間だ。
「かつて わしが
勇者として 戦っていた時から
世話になった者も 中には…………。」
竜魔王デスゾルーガ
「…………ボンゾルフ 見よ。
光が…………。」
ボンゾルフ
「あれは…………?」
もはや 遠くも見えないほどに
暗かった世界が 少しずつ 輝きを取り戻す…………。
竜魔王デスゾルーガ
「そうか…………。」
竜魔王デスゾルーガ
「かつて 我が 世界を再構築するにあたり
万物の門を開くチカラを 探す際…………
「邪魔になる 幻影の人々を 消し去ろうと
世界を 闇に 包んだことがあった。
「しかし その時だった。
勇者誕生の 3日ほど前だったか…………
同じような事が あった。
「…………きっと 意志と素質を備えた者だろう。
そんな者 幻なはずがない。異界にしかおらん。
……………………貴様の仲間ではないのか?」
ボンゾルフ
「わしの仲間は………… 諦めていない?」
すると 太陽が 昇ってきた。
…………どこかから 声が 聞こえる。
????
「ボンゾルフ…………。
聞こえるか?」
ボンゾルフ
「この声は………… アインか?」
アイン
「ああ…………
オレは実は 未来を見通すだけではなくて
錬金術が使えてな。
「こうして 今 お前と話せる道具を錬金して
こうして話しているわけだ。
「…………今 晴れさせたのも
晴天の勾玉という 錬金術で生み出せる
道具のチカラによるものだ。
「…………見ろよ この空。
この空を 守ってみろよ。」
ボンゾルフ
「この空を 守る…………。」
アイン
「かつて 異界の太陽は 大地に堕ちて
全てを焼き焦がした…………
だが この世界の太陽は まだ 昇ってるぜ?
「お前は どうやら
今 すさまじい戦いに赴き そして
絶望しているところだろう。
「…………貴様が絶望する未来を つい最近
見てしまったんだよ。
なるほど こういうことかと 思ってよ…………。
「たとえ 世界が どんな闇に呑まれようと
お前が諦めたら 光はもうない。
邪神と言われようと 今は お前が光なんだ…………。
「魔瘴とマ素の影響は まだ
異界には 及んじゃいねぇ…………
それに この勾玉があれば もう少しは持つだろう。
「…………それに 未来を見て
この世を救う方法が 分かった。」
アイン
「メビウロスを 倒せ…………
この世の創造神たる ヤツが滅びれば
この世の概念を 覆せる。
「そうすれば 世を操る事は たやすいだろう。
そうして 大地を蝕む闇を………… 全て 消し去ってくれ!」
ボンゾルフ
「アイン………… 分かった。
…………行くぞ 万物の門に!」
To be continued...