レイセーク
「……さて これでお前の記憶は 全部のようだな。
こうしてお前は 竜水晶から目覚め
今に至るワケだ。」
ボンゾルフ
「……そうだった。
4年間の修行で 竜術士としての力を高めたこと。
13年間の眠りの中で 果てなき聖戦に身を投じていたこと。
「すべてを……思い出した。」
ボンゾルフ
「……ってオイ 待ってくれ!
ちゃんと記憶は ゾルボローグから解放されてたのに
オレ 寝ぼけただけだったってことか!?
「なんだよ……。
それにしても 記憶か。
「レイセーク お前はどうして
こんなにもオレの記憶を 忠実に再現できた?」
レイセーク
「そうだな。
アインが 未来を視る力を継承したように
私は 記憶に干渉する力を継承した……
「そして お前の記憶に干渉し
創造の竜の血族ゆえに有する 創造の力で
それを幻影として 今ここに再現した……というわけさ。
「何はともあれ お前が目覚めてきてくれて安心したよ。
ということで みんな。」
カルトリット
「おはよう ボンくん!」
カーシレル
「やれやれ……
あんただけ老けてるじゃない。
一体 何があったのさ……なんてね。」
セネク
「ふっ。
本当に君なのか?」
ボンゾルフ
「くっ ひどい言われようだ……
まあ 自分が選んだ選択だ。
後悔はしていないさ。」
カルトリット
「でも これじゃ ボンくんって言いづら……
いや何でもないよ。
「まあ 今後もよろしく ボンゾルフ。」
アイン
「ちなみにだが オレたちは
遺伝ではなく 直接 竜血を継承しているため
普通の人のようには 老化しない……
「……おそらくは な。」
レイセーク
「それはともかく お前が眠っている間
私たちの方でも 色々と 片付けておいたから
それを報告しておこう。
「まず ジャラードの盗賊団の残党は
分かる限りで 全て 潰しておいた。
手間のかかる連中だったが……
「同時に あいつらの目的が分かった。
結論から話すと 奴らもトレジャーハンターだったワケだ。
「竜水晶の存在を知り それを売って金にするために
ここまで攻めてきた……それだけだったらしい。」
ボンゾルフ
「トレジャーハンターか……。
オレもかつては 憧れていたものだ。
「今となっては 金銀財宝よりも
世界の真実とかのほうが 掘り当てたいが……。」
ボンゾルフ
「……そうだ 世界の真実といえば
そこまで掘り当てるまでも ないかもしれない。
今のオレには ゾルボローグの記憶もあるんだ。
「竜族の世界 ナドラガンドの辿った歴史や
このアストルティアで起きた 数々の歴史のことさえも
まるで 自分が見聞きしてきたかのように分かる。」
レイセーク
「ほう…… それはすごいな。」
ボンゾルフ
「そういえば 聖戦の夢の中でも
実際に行くことは無かったが 異界という名前で
ナドラガンドのような世界が出てきたな。
「ゾルボローグの記憶を継承しながら 見ていた夢だったからか?
夢というまどろみの中ゆえか 少し異なる部分もあったが。
お前らも出てきたが 今にして思えば 細かい所が違ったぞ。」
レイセーク
「……ナドラガンドか。
竜の血族のお前は いつか
そこにも足を踏み入れる日が 来るかもしれないな。
「そう……
お前の本当の戦いは これから始まるんだ。
「だからこそ こんなものを準備しておいた。
お前に これを託そう。」
ボンゾルフは 解放者の杖を 手に入れた!
ボンゾルフは 解放者の服を 手に入れた!
レイセーク
「その杖は 竜の血族に伝わる至高の杖……
ドラゴンの杖を 私たちで改良したものだ。
高位の竜術士となった 今のお前なら扱えよう。
「そして その服は 杖に合わせて
お前のために カルトリットが作ったものだ。
竜術士の服を 改良したものらしい。
「どちらも 大地の王になるお前に
大いなる闇から 大地を『解放』してほしい……
そんな願いを込めて 作ったものだ。」
カルトリット
「ボンゾルフ 13年も寝てたから
竜術士の服が そんなにぼろぼろになっちゃってるじゃない!
早くそれ 着てほしいな。」
ボンゾルフ
「本当だ…… なんだよこのボロボロの服。
行ってくる。」
ボンゾルフ
「……どうだ。」
アイン
「おお 良いじゃないか!
まさに 破滅の竜の後継者って感じだ。」
ボンゾルフ
「破滅の竜の後継者……か。
「……そうだな。
オレは全てを継承したんだ。
「だからこそ…… 為さねばならない事がある。
これから オレは……。」
ボンゾルフ
「……メビウロスを滅ぼす。」
To be continued...