創造の竜メビウロス
「そもそも破壊によって 創造を成すことはできません。
破壊によって モノを無から創造するなど
当然 ありえないでしょう?
「しかし……
創造によって 破壊を成すことはできます。
「あなたたちだって そうでしょう?
物を壊すための槌は 創造によって生まれる。
敵を殺すための剣も 創造によって生まれる……
「そう 創造と破壊とは 対極にあるものなどではない。
むしろ破壊の本質こそが 創造であるといえます。
あなたには その意味を 身をもって教えてあげましょう。」
創造の竜メビウロスは 滅びの竜槍を 無数に生み出した!
ボンゾルフ
「くっ……これはまずいか!」
創造の竜メビウロス
「恐れる必要はありません。
あなたは 未来のいしずえとなるのですから。」
創造の竜メビウロスは 滅びの竜槍を 放った!
レイセーク
「させるかぁぁッ!!」
レイセークは 光の力で 滅びの竜槍を打ち消した!
ボンゾルフ
「レイセーク……!」
創造の竜メビウロス
「あなたは……
どうして そちら側にいるのです。」
レイセーク
「人は誰しも 己が正義に基づいて行動するものだ。
それがたとえ どんな悪人であろうとも。
「貴様の本性を これまでずっと見抜けなかった
自分のことが 悔しいったらありゃしない。
だが…… それでも今は真実に至れた。
「だから私は 己が正義に従って こちら側についた。
それまでのことだ。
貴様に与えられたこの力を利用して…… 貴様を討つ!」
カルトリット
「……あたしも戦うよ。
いつの日か 言ったよね。
「一人じゃ 背負えないことも
二人以上なら 背負っていけるって。
だから…… 一緒に行こう!」
カーシレル
「やれやれ……
まさか 私の剣技を披露する日が 来るとはね。
「牙のごとく貫き 爪のごとく裂く……
竜術士たちとは また異なる竜の血族の形さ。
「……もうこれ以上 くだらない野望から
天竜の血族は増やさせはしない。
こんな剣士も 私で最後になってもらいたいね!」
ボンゾルフ
「ああ その通りだ。
もはや 天竜の血族など 増やさせてはならない。
「ここを オレたち竜の血族たちの……
最後の戦いにするぞ!!」
創造の竜メビウロス
「おのれ……忌々しい者どもめッ!!
我の竜血によって 生かしてもらった恩を 忘れたか!!
「もうよい 全員 死ね!!」
アイン
「何を言っているんだ テメェは……
オレたちを死の淵に追いやったのは 貴様だろうが。
「それにテメェは オレの同胞たちの仇だ……!!
あいつらに報いるために…… 貴様はここで殺す!!」
カルトリット
「私だって ずっと踊り子として 踊っていたかった。
でも そんな夢は ここに来てから潰えた。
あなたには最初から 恩なんて無かった!」
カーシレル
「強さを求めて 生きてきた私は
ここで過ごすうちに 生きる意味を失ってしまった……
「貴様が私を生かした? 馬鹿を言え!
むしろ今の私は 死んでいるようなものだ!」
セネク
「やれやれ…… 私のニフラムが こいつに効けば楽でしたが
私の魔力では こいつを消すことなんて
さすがに無理そうですね。
「ですが 私の扱える戦術は それだけではありません。
元は僧侶だった身…… 治癒魔法で支援しましょう。」
ボンゾルフ
「みんな…… ありがとう。
さあ行くぞ 全てを終わらせるためにッ!!」
こうして 竜の血族たちの
最後の戦いは 果てしなく続いた……。
その戦いは 天地を揺るがすほど激しく……
……そして 戦いの果て
皆は次々に力尽きて 今にも倒れようとしていた……。
レイセーク
「……ぐっ。
もう……ここまで か…………。」
創造の竜メビウロス
「グオオォォォ…………。
あと一歩…… あと一歩で 貴様らを……
「…………き 貴様?」
ボンゾルフ
「その あと一歩……
大地を踏みしめるのは オレのようだな。」
ボンゾルフ
「……オレは 大地の王になると誓ったんだ。
だからこそ…… こんなところで
大地に伏してはいられない。
「創造の竜メビウロスよ。
大いなる闇の根源に支配された 貴様の魂……
オレが解放してやろう。
「さあ…… これで終わりだッ!!!」
ボンゾルフの 炸裂ドガンタロス!
創造の竜メビウロス
「グヌアアァァァァァ…………!!」
……創造の竜メビウロスは 倒れた。
ボンゾルフ
「……終わったか。
「…………メビウロス まだ生きているのなら
最後に聞いてくれ。
お前は…………。」
To be continued...