「ねえねえ、見て見て~!」
つるりとした床に、赤い靴がこつん、と小さく音を立てた。
白いタイツに包まれた足元が、光る床に映って、ちょっとくすぐったい。
「おそろいだよ~ん♡」
赤と白の衣装が、くるりと揺れる。
軽やかで、跳ねるみたいな足取り。
重たい装備なんて、今日は似合わない。
「かわいい~!」
「赤い靴まで一緒じゃん!」
「そこがポイントでしょ!」
鈴の音がちりん、と鳴って、
ツリーの光が足元まで降りてくる。
「なんかさ」
「なに?」
「この靴で並んで立つと、ほんとに“仲間”って感じするね」
白いタイツ、赤い靴、同じ色。
それだけで、胸の奥がぽっとあたたかくなる。
「おそろいって、いいよね」
「うん。今日は軽くて、楽しくて、それでいい」